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みんなみすべくきたすべく

講演「絵の向こうにひろがる世界」

               ベーグルjj
(承前)
 「ベン・シャーン展 線の魔術師」に、合わせて、詩人のアーサー・ビナード氏が講演されました。
ベン・シャーンの作品「ラッキードラゴンシリーズ」を構成した絵本「ここが家だ」の1時間半の講演のはずでした。が、予定は大幅に伸び、3時間近くの熱弁。しかも、少しの「アメリカなまり」もない日本語。語彙が豊富なだけに、下手な日本人より、はるかに理解しやすくユーモアにも満ちていました。もちろん、毒(薬?)も含みながら、一気にお話しなさいました。
 
 幼少のころから、ご自宅にベン・シャーンの画集があったこと・・・から、絵本「ここが家だ」の構成と文に携わっていく流れのお話といえば、そうなのですが、絵本の絵のもつ力が強すぎて、文作りは困難を極めたこと、当時、訳した「放射能病」という言葉に、今は疑問を持っていること(病気じゃないやん!って)等など、絵画、言葉、そして、核のこと、・・・
 
 アーサー・ビナード氏の、知名度の高さもありますが、狭い会場は、満員御礼。立ち見も多く、絵画から興味を持った人、言葉から興味を持った人、「第五福竜丸」の持つ現代につながる事象への関心から足を運んだ人など、聴衆も様々だったような気がします。(続く)
 
☆写真は、伊丹美術館で「ベン・シャーン展」に合わせて、東欧からNYに渡ったユダヤ系移民たちの思い出の味をアレンジしたカフェ・スタンドのベーグルとお茶。お茶は手前の木イチゴのジャムをなめながら飲むロシア風。ベーグルに貼ってあるシールや下に写る絵は、ベン・シャーンが描いた、彼自身がベーグルを食べている絵。

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