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みんなみすべくきたすべく

蜘蛛の巣

ルーブルj
 (承前)
「聖なる酔っぱらいの伝説 他四篇」 (ヨーゼフ・ロート作 池内紀訳 岩波文庫)に入っている、とっかかりが読みにくく、後回しにしていた巻頭の「蜘蛛の巣」は、作者ヨーゼフ・ロートのデビュー作で新聞連載されたものでもあるようです。
 そんなことを全く知らずに、「この短編集も『蜘蛛の巣』を読んだら、終わるな・・・だから、読もう」みたいな気持ちで、もう一度読み始めました。やはり、初めは読みにくいなぁ・・・がしかし、いつの頃からか、話に流れが出てきて、後半は一気に読み終えました。

 で、解説には、≪紀行やエッセイは手なれていたが小説は初めての作者が手さぐりで書きだしたようであり、連載がすすむにつれて、作者は急速に自分の文体を見つけて行った。≫と、ありました。なるほど!

 これは、重い重い、おもーい話です。時代の空気を敏感に読み、しかも時代を予告するかのように書かれた作者29歳の作品です。ユダヤ系の人が書いた、反ユダヤ系の人の話なのです。そして、ユダヤ系の人だから書けたともいえる話です。

・・・・と、するうち、ユダヤ系の人だからこそ、描けた絵に会いました。(後日に続く。外国から無事届くはずのものを待ってます。)

☆写真は、パリ ルーブル 入口入ってすぐ。

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