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みんなみすべくきたすべく

阿修羅像に会いに

阿修羅jj10
 あの人。そう、阿修羅像です。
奈良 興福寺の阿修羅像。今は国宝館の順路最後列中央。あの人は、静かに待っていてくれました。

 正倉院展のおかげで、日帰り可能な奈良に 一泊することに。で、開館(9時)同時に国宝館に入場。で、他のご仏像には目もくれず、一目散に(あくまでも、足取りは落ち着いて)あの人の元に。

 え?同じ考えの人が私の前、数人並んでいた中に居た!若い男性でした。
で、その人と、二人で、阿修羅像を二人占め。余計なガラス張りもなく、かのお方にぴったりの照明で、息が詰まりそう。どきどき。
 真正面から、左から、右から、離れて、下から、下横から、ああ~
 左から見たら、「何を悲しんでいらっしゃるの?」
 右から見たら、「悟られたのですか?」
 真正面は、ただただ「お美しい」
「生きてらっしゃるんでしょう?」

 そうなのです。じっとじっとゆっくり見つめていたら、左と右では、少々違うのです。ほんの少しの眉の角度、まぶたの流れ、瞳の輝き・・・3つあるお顔のうち、左側面のお顔が口を閉じ、右側面のお顔が遠くを見ている様なお顔・・・ということで印象が違うのかとも思っていましたが、正面のお顔そのものが、微妙に変化があり、それが人の手になるものゆえか、いえ、意図したものなのか、ともかくも、じっと、じっと見つめていたら、ああ~

 とはいえ、阿修羅像は別格ながら、居並ぶ他の八部衆も、もちろん、じっくり鑑賞。どの人も、服装やお顔つき、手つきに物語があって、本当に飽きません。
 ああ、ぞろぞろ人の波が・・・じゃあ、また来ます。

 さて、阿修羅像のお写真の絵葉書を買おうかと思っていると、ちっともいいのがありません。
 あの美しさは写真では無理なの?いえ、いえ、かつて購入した入江泰吉撮影のもの(平凡社ギャラリー13 昭和49年刊)は良かったじゃないの。あの写真集のおかげで、家に帰っても、いつでも阿修羅像を眺めることができたじゃないの・・・もしかして、今回は、じっくり阿修羅像と向き合ったおかげで、絵葉書のカラー写真に飽き足らないの?・・・で、家の入江氏の写真も同じだろうか・・・

 家に帰って早速、開いてみました。そりゃ。実物にはかなわないけど、入江泰吉撮影の写真でも充分に、阿修羅の美しさ、哀しさを感じることができます。
 写真家の心のなせる技なのか、素材がよくても誰でもいいのが撮れないってことですよね。ということで、上の写真の処理の仕方も今一つ。入江泰吉撮影の写真集裏表紙に内部の写真を張り付け処理しました。下の写真は、ホテル窓から興福寺五重塔を望む。

                              五重塔バラj

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