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映画「世界一美しい本を作る男」

   冨士とパラグライダーj
 ドキュメンタリー映画「世界一美しい本を作る男――シュタイデルとの旅」を見ました。小さな出版社が、作者と直接会って打ち合わせを重ね、印刷から製本まで、その一社で作り上げます。今や、印刷はこの国、レイアウトはこの国、製本はこの国、という分業で成り立つような印刷業界らしいのですが、このシュタイデル社は、すべて請け負い、しかも、作者に助言、というより、進言し、美しい本造りにこだわり続けます。経営者のゲルハルトは、ニューヨーク、ロンドン、パリ、カタール・・・・世界を飛び回り(東アジアは来てなかったなぁ)顧客と打ち合わせて行きます。人と人とがつながって行く面白さがそこに見られます。

 写真の色合い、紙質、インクの色、表紙、レイアウト、マーケティングの動向・・・等、作者と打ち合わせる工程を見ていると、一冊の本が出来上がる有難味がより増します。
 先日参加した「印刷から読み解く絵本」の会の印刷屋さんのこだわりを実際の現場で見ている様な感じです。こんな人たちが居るから、美しい本が生まれるんだ・・・。ありがとうございます。

 文字が生まれ、印刷技術が生まれ、本が造られ・・・今や、本のない生活は考えられないものの、電子図書が生まれ、それが増えていくなら、遠い(?)将来、造本による書籍が減り・・・
 とすると、希少になったあの美しい古き時代の本たちのように、また、本自体が美しく芸術作品のようになって行くのではないかと予感する映画でした。(続く)

☆写真は、世界一美しい富士山と気持ちよさそうなパラグライダー。夏。(撮影:&Co.A)

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