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刺繍絵画

刺繍絵画j
 京都 清水三年坂美術館では、いつも目を見張って帰ってきます。

 前に行った「京薩摩」もその前の七宝(並河靖之)のそれぞれの超絶技巧に絶句しましたが、今回もすごーい!すごーい!の繰り返し。「絹糸で描いた刺繍絵画の世界」(~2013年11月17日)

 一部、名前の残る人の作品もありましたが、多くが"unknown"。つまり明治の職人さんたちの仕事。よくまあ、これだけ、一針一針で、色のグラデーションが出せること。会場入ってすぐの「瀑布図」なんて、刺繍に見えず、絵画というより実写みたいに見えます。

 この展覧会は、英国からの里帰り展でもあります。すなわち、これらの超絶技巧の刺繍絵画は、蒔絵や七宝、陶磁器などと同様、欧米に輸出されたようです。パンフレットの解説にあります。
≪明治時代、京都を中心に絹糸の刺繍で描かれた絵画作品が大量に作られていたことを知る人は少ない・・・≫、 それらの中で、状態良く残ったもの、退色や虫食いから守られた貴重なもの、が今回、展示されていて、昨年末は英国オックスフォードのアッシュモレアン美術館で大規模な展覧会が、すでにあったようです。

 多分、信じられない時間と労力をかけて出来た作品なのです。ぱっとみただけでは、刺繍したなどと気付きません。完全に絵画に見えます。もしかしたら、糸の質量の分だけ、立体でもあり、光の当たり方で、輝くことに関しては、絵画を上回る魅力があります。また、描かれたライオンの毛の質感は、まるで本物のそれのようです。
 これらは、竹内栖鳳らの下絵によっても、仕上げたともありますから、次は、やっぱり、竹内栖鳳を見に行こう!(京都市美術館 ~2013年12月1日)
☆写真は、「刺繍絵画の世界」展のパンフの「老梅鷹図衝立」。実物見なきゃ・・・

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