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みんなみすべくきたすべく

のびのび2

きみなんかj
(承前)
 センダックの作品には、伸び伸び身体を伸ばしている子、指先まで力を入れて発散している子など、のびのびキャラクターがたくさんいます。

 心から楽しかったり、嬉しかったり、心底怒っていたり、爆発したり・・・それぞれですが、センダックの描く子どもたちを見ていると、こちらまで、解放された気分になります。

 写真上部右絵の「きみなんかだいきらいさ」は、とても小さい絵本で、本棚のどこかに迷子になってしまいがちな一冊です。小さい画面いっぱいに怒りを表す子どもたち、画面の端と端にいる子どもの距離感。色を多く使った絵本ではなく、赤が効果的に使われています。子どもたちが楽しんでいる部分、仲直りした部分。小さいながら、よく出来た絵本です。

 ・・・と、のびのびのイメージを膨らませていたら、やっぱり忘れられないのが、ピカソ「浜辺を駆ける二人の女」、そして、大きな大きなマチスの「ダンス」。この二枚を、実際に目の前にした時も、心が解放されたのを覚えています。 いいなぁ・・・この人達・・・

 縮こまった生き方をしてきた私は、ぴっちにせよ、マックスにせよ、ピカソにせよ、マチスにせよ、自由に伸び伸びとしている絵が好きなんだと、再認識した次第です。

 ちなみに、写真上部左絵は、"Open House For Butterflies"(ルース・クラウス文 センダック絵 Haper&Row)の第一ページの子どもたちです。そこには、こう書いてあります。「おっきな声を出したいときに知っておくといいこと、それは、おっきな声で歌うこと」

*「きみなんかだいきらいさ」(ジャニス・メイ・ユードリー文 センダック絵 こだまともこ訳 冨山房)

☆写真は、センダックの絵が随所に掲載されている"Making Mischief -A Maurice Sendak Appreciation"(Gregory Maguire MORROW)を開いた上に、ピカソ「浜辺を駆ける二人の女」"Deux Femmes Courant sur la Plage"(パリ ピカソ美術館で購入)、マチス「ダンス」"The Dance"(ロンドンのエルミタージュ美術館展で購入)の絵葉書を置いています。

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