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みんなみすべくきたすべく

原書も見てみたい(その2)

岩波の子どもの本j
 「岩波の子どもの本」の今回の復刊に「せんろはつづくよ」 (マーガレット・ワイズ・ブラウン文 ジャン・シャロー絵 与田 凖一訳)が、入っていますが、この絵本のことをセンダックが「センダックの絵本論」 (脇明子・島多代訳 岩波)で、絶賛しています。

≪物語は表現を徹底的に控え目にした小さな傑作です。ジャン・シャローの波長も子の物語と完全に合っています。彼の絵は単に本の見た目を美しくしているだけではありません。それは言葉とともに、生き生きとしたとした素敵なハーモニーを奏でているのです。絵はテキストを離れて楽しげに細部を語り、内容をふくらませています。彼の色の選択が、ミス・ブラウンの言葉が持つ独特の色調に生命を吹き込みます。・・・(中略)・・・この力強い四角い版型は内容にぴったりで、がっちりした黒い活字はこれ以上のものなどありえないくらい素敵です。この本には取りすましたようなところは何ひとつありません。ミス・ブラウンの意図を誤解して、「かわいい」本にしようとすれば、こんなに簡単なことはなかったでしょう!・・(中略)・・・本作の小さな奇跡に関心をおもちのあらゆる方に、心からこの本をお薦めします。≫
 と、センダックは「せんろはつづくよ」に最大級の賛辞を惜しみません。

 確かに、「せんろはつづくよ」は、楽しい一冊です。
 が、待てよ。「岩波の子どもの本」の版型とセンダックの絶賛する「せんろはつづくよ(Two Little Trains)」は同じ大きさでないし、これ以上ないくらい素敵な活字が並んでいるか?と考えると、センダックさん、そこまで言う?と、疑問が湧いてきました。

・・・・そこで、原書を取り寄せたら、おお!センダックのいうように、これ以上ないくらい素敵に線路に見えるような黒いがっしりした活字!等など、センダックに納得いくのです。

 それ以降、「岩波の子どもの本」の中で、原書も見てみたい絵本をを取り寄せました。それが、上の写真に写る絵本たちです。右から、「ツバメの歌」「 Song of Swallows」、中央上(向かい合って右)「おかあさんだいすき」(向かい合って左)「Ask Mr. Bear」中央下「せんろはつづくよ」「Two Little Trains」、左、「川はながれる」「the Little River」
これらに加えて、「岩波の子どもの本」の「山のクリスマス」も、原書「Hansi」と並べている写真を2012年12月13日に掲載しています。

「ツバメの歌」 (レオ・ポリティ文・絵 ノーラン・クラーク文石井桃子訳)
「おかあさんだいすき」 (マージョリー・フラック文・絵 大沢 昌助絵 光吉夏弥訳)
「せんろはつづくよ」 (マーガレット・ワイズ・ブラウン文 ジャン・シャロー絵 与田 凖一訳)
「川はながれる」 (アン・ランド文 ロジャンコフスキー絵 掛川恭子訳)
「山のクリスマス」 (ベーメルマンス作 光吉夏弥訳)

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