FC2ブログ
 

みんなみすべくきたすべく

ピカソとナティエ

          10月のバラj
 (承前)
 実は、西洋美術館の「ル・コルビュジエと20世紀美術展」で、一番気になったのは、何枚かのピカソの作品でした。
 ピカソが展示されているとは知りませんでしたが、不思議なことに、ピカソの作品は、よく似た絵が並んでいても、オーラを放っていて見つけられました。そして、そばで、作者名を確認すると「ああ、やっぱり、ピカソ。」
 ピカソは、大作でも、小品でも、あるいは、描き方が違っても、ピカソじゃないの?と感じることができる気がします。そこが、魅力でもあります。

 そんな中、ピカソとは反対の意味で、あ!こんなところにあの人の作品が・・・と、見つけるのもちょっと面白い。
 それは、西洋美術館の常設展に飾られていました。ナティエ(1685年 - 1766年)の「マリ=アンリエット=ベルトレ・ド・プルヌフ夫人の肖像」です。
 おお、ナティエじゃないの?それで、「あら!貴女ここにも居たの?お久しぶり・・・」と、微笑むご婦人にご挨拶しました。てっきり、パリ ジャックマール=アンドレ美術館でみた若き「ダンタン公爵夫人」の後の肖像画だと思ったのです。
 それに、ロンドン ナショナルギャラリーのバラを胸元に刺した「マノン・バレッティの肖像」も同じ女性かと。それで、上野にあるのが、一番年長かな?等と思いながら帰宅し、調べてみると、全然違う人!

 ナティエの他のご婦人の作品もよくよく比べたら、ちょっとした違いはあるものの、おお、どれもこれも似てる!微笑み具合が一緒!!

 一度、彼女らが一堂に会した作品展を企画してほしいなぁ・・・みんな艶然と同じ笑みをたたえながら、心の中では、「あら?あの人って・・・」「んっま、彼女って、結構・・・」等と思惑が飛び交う会場。ちょっと面白いんだけど・・・

☆写真は、我が10月の薔薇。マノン・バレッティ婦人の胸元のピンクのバラも綺麗です。

PageTop