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みんなみすべくきたすべく

棘のある人たち

はなをすみかにj
 下の写真に写るカル二ナ・アカウリス(キク科)は、地べた低く生えていました。さながら、上の写真の「花を棲みかに」の表紙左の女の子が、後ろに手をついて、どっかり座っているように。他の花も地面に張り付いているかのように描かれています。
                   アカウリスj
 また、このカル二ナ・アカウリスは、棘のある葉っぱを持ちます。アザミたちj
 そんな特徴を「アルプスの花物語」では、棘のあるアザミの類と並び、服だけでなく鼻先までとがったつんつん顔にしています。
 アザミたちが、棘のない右端の紫の花(エリンギウム)を「自分を守る棘も針もないじゃないか。上から下まで、ふにゃふにゃ、しんなりして」と馬鹿にすると、エレガントなエリンギウムは、「意地悪だから、棘があって、人の顔をひっかくんでしょう。善良だったら、棘なんかいらないから、なくていいの!」と言いながら、去っていく絵なのです。(参考:「クライドルフの世界」図録2012年BUNKAMURAミュージアム)
                 むらさきj
*「花を棲みかに」(エルンスト・クライドルフ作 矢川澄子訳 童話屋)
*「アルプスの花物語」(エルンスト・クライドルフ作 矢川澄子訳 童話屋)
                    しろj
☆上の花から、カルニナ・アカウリス(キク科)、エリンギウム・アルピウム(セリ科)、ミツバチのとまっているキルスム・スピノシスムム(アザミ科)

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