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みんなみすべくきたすべく

ベルンのクライドルフ展

ベルン歴史博物館j

 行ってよかった「クライドルフ展」のことは、以前に書きました。(2012/6/19~7/29東京渋谷BUNKAMURA ミュージアム)
 この夏、ベルン美術館でクライドルフ生誕150年「クライドルフ 蝶の舞踏会、犬のパーティ展」が開催されているのがわかりました。せっかくだから、行かなくちゃ、ということで行きましたが、結論から言えば、BUNKAMURAの方がずっと良かった。ずっと楽しかった。展示されているものの一部は重なっていたのだと思いますが、日本の方が、展示の方法に創意工夫が感じられました。

 作品自体を見るのですから、展示方法に創意工夫など不要と言う考えもあるでしょう。そうであるならば、展示の壁色、配置など、必要ないという考えも生まれます。が、現実には、作品展である以上、その作品たちを存分に楽しめる(鑑賞できる)設定は必要だと思います。

 確かにBUNKAMURAのそれは、工夫しすぎだったかもしれません。またWEBでの案内も、動かなくてもよかったクライドルフの絵がアニメーションのように動いたなどと、過剰な感じもありました。が、クライドルフが、絵本と言う子どもが楽しむ作品を作ったことを考えると、子どもが鑑賞者として会場に足を運ぶことは十分に考えられます。そこで、会場がなごやかな雰囲気に包まれ、敷居の高くない作品の楽しみ方ができるのは、現代の作品の楽しみ方の一つとして大事なことだと考えるのです。
 例えば、昨日書いた「貴婦人と一角獣」が、かつては、お城に飾られ、一部の人だけのものだったのが、今や海を渡り、大阪のおばちゃんたちの目にも触れる・・・中世でも大戦前でもないのですから、たくさんの人が美しいものを楽しめる時代の美術展の在り方を工夫するのは当然のことだと思います。

 が、ベルン美術館の方は、淡々と並べてあるだけで、部屋も狭い。天井も低い。何より、不親切で愛が感じられない。さほど大きな美術館ではないのに、「クライドルフ展」の会場が、どこかわからなくて、二度も聞きました。(言葉もわかってないけど、ふつうは、矢印等で、わかりやすくしてあると思うじゃないですか)
 また、同じ日、このベルン美術館で「Myths and Mysteries展」をやっていましたが、こちらも、なんだか、めりはりのない展示でした。一目でわかるムンクやクノップフまでもが、なんかいろんなものにまみれて、より寂しそうに見えました。

☆ベルン美術館は、写真に撮っていません。写真上はベルン歴史博物館。下は、スイス連邦議事堂(ベルンは、スイスの首都です)。

                連邦議事堂j

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