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人形劇オペラ「魔笛」

                                  人形劇舞台j
 奈良でミュージックフェスタというのをやっていて、その一環で、ドイツの人形劇オペラ「魔笛」を見ました。
 大きな会場ですから、もちろんスクリーン(↑)に映し出される人形たちや背景を楽しみます。
 人形たちは、いわゆる腕にすっぽりかぶせるアナログな人形たちなのに、小さなカメラは、その場で画像処理できたり、小道具にデジカメの動画が使ったり、と今様な技術とコラボして、スピード感も出せる人形劇となっていました。
 また、人一人で動かせる背景画だったり、ダンボールであったり、簡易操作できる背景なので、幕間なく、物語が展開します。人形の顔のドアップも可能だし、フェイドアウトも可能です。つまり、人形劇を見ているというより、舞台の上で上演されている映像をみているという感じでしょうか。

 で、「魔笛」には、何人かの登場人物がいますが、歌は、一人のカウンターテナーの歌手が歌い、人形の台詞は2人の人形使いがやり、舞台の上で楽器演奏をする人(兼 合唱 兼 擬音)8人、総勢11人ということになります。

 カウンターテナーの男性が、なかなかユーモアのある歌い手で、声を素早く使い分けながら、体つきや物腰までもなりきっていく様子を見るのも、楽しいものでした。もちろんその音域の広さはさすがです。彼の歌う「鳥刺しパパゲーノ」も「夜の女王のアリア」もよかった。

 人間の演じるオペラ「魔笛」全体を見たことがありませんから、この人形劇オペラが、どれくらい人形劇用に演出されているものなのか、その違いはよくわかりません。が、演出は、伝統的なものを踏襲しながらも、アヴァンギャルドな面もあり、そして、人形の持つ可笑しさや哀しさを伝えています。特に、有名なパパゲーノとパパゲーナの掛け合い「パ・パ・パ・パパゲーノ」では、人形ならではの大はしゃぎ。前の座席の大きなドイツ人男性が「ヒャッヒャッヒャッ」、「ウォホッホッホ」などと楽しそうに笑うので、私も一緒に「フッフッフ」
 あっという間の80分でした。

☆写真は、人形劇が始まる前の舞台とスクリーン。スクリーンの下にあるのが人形たちの舞台。
下の写真は、ウィーン楽友協会のモーツァルトの小品ばかりの演奏会のアンコール。(ま、お上りさん向けですね。)真ん中の赤いドレスの女性がパパゲーナ、その隣がパパゲーノ。黒い服の人が指揮者。
 
         アンコールj

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