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金枝篇 3

白松横Tj
                                  白松幹j
 (「金枝篇2」から続き)
(承前)
 さて、「金枝篇」の中核である「ヤドリギ」です。
 結びでは、こう書いてあります。
≪・・・オークの生命がヤドリギの中にあるという考え方はおそらく、すでに述べたように、冬の間オークは葉を落としているというのに、ヤドリギのほうはオークの上で緑に生い茂っている、という観察から得られたものであろう。だがこの考え方を強めているのは、大地からではなくオークの幹や枝から生えているという、この植物の位置であろう。・・・・・・≫

 そして、≪・・・人間神たちの命を、天と地の間の一種の中間的な場所―――地上に生きる人間の命を取り巻く数々の危険からはもっとも遠ざかっている場所――に置くことで保存しておこうとする様子を見て来た・・・≫と、フレイザーは振り返ります。また、同じように、別の木の頂上から生えているナナカマドの迷信≪・・・地面から生えていないので、魔女たちは、これに力を及ぼすことができない・・・≫を、引きます。

 そうか!ミカドが地面に足をつけない、ヤドリギも地面から生えていない、これは、きっと、つながっていることなんだ。(と、思う)

 こうやって、世界中の伝承や風習や迷信やタブーなどの膨大な文献・資料から、「金枝篇」はターナーが描いた「金枝」に迫って行ったのです。

 とはいえ、何故、ヤドリギが金枝と言われたか・・・・は、読んでみて下さい。m(__)m

*「初版 金枝篇 上下」 (J.G.フレイザー 吉川信 ちくま学芸文庫)

☆写真は3枚とも、京都伏見藤森神社の白松(はくしょう)。枝も幹も白いのが見えますか?
中国では宮殿に植えられ貴ばれたと説明にありました。
                      白松枝j

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