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みんなみすべくきたすべく

なにが そんなに うれしいんだい?

スイス樹木j
  マリー・ホール・エッツの絵本「もりのなか」「またもりへ」は、3人の子どもたちと繰り返し楽しみました。
 白黒の絵で、地味な作りですから、書店で売れ筋という絵本ではないでしょう。けれども、誰か大人が、字の読めない(=文の読めない)小さな子どもたちと一緒に楽しむなら、この柔らかく温かい世界へ、入って行けることと思います。

  ぼくは紙の帽子をかぶり、ラッパを持って・・・森に入っていく・・・という儀式を、何度したことでしょう。森に入らなくても、お城の中であっても、紙の帽子でなくても、毛糸の帽子であっても、ラッパでなくても、ただの枝切れであっても、子どもたちは、いろんな世界に入って行きました。想像の世界で、ぶつぶつ喋り、想像の世界で、いろんな者になりきっていました。子どもたちもみな成人となった今、ふと、思い出す遠く懐かしい風景です。

 子どもたちと毎日 絵本や児童文学を楽しんできたのは、母親の特権でしたが、先日、私と娘が、大笑いしていたら、夫が部屋に入ってきて、「なにが、そんなに うれしいんだい?なにが、そんなに おかしいのさ、え?お父さんだって、ほかに なにもできなくても いいから、おまえのように わらってみたいよ」と、言いました。これは、「また もりへ」の最後のお父さんの言葉です。うちのお父さんも楽しんでいたんだ。

「もりのなか」「またもりへ」(マリー・ホール・エッツ作 まさきるりこ訳 福音館)

☆写真は、スイス (撮影*&Co.A)

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