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ヴラマンク その後の後

大山崎しだれj
(承前)
 大山崎山荘美術館本館は、英国チュダー様式を模した建物です。家具や扉、窓のステンドグラスなどなど、どれも英国風です。そして、本館につながるのが、現代の建築家安藤忠雄氏による「地中の宝石箱」と呼ばれる円形のギャラリーと、「夢の箱」と呼ばれる四角いギャラリーです。

 今回の大山崎山荘美術館の企画展は「フラワー・オブ・ライフ」で、美術館のコレクションの中で、花のモチーフものを、全館で展示していました。(~2013年6月2日)

 「暮らしに寄りそう花」と言うテーマの本館では、バーナード・リーチや河井寛次郎などの陶芸を中心に展示していました。また、関連展示としてエミール・ガレの「花文瓶」と言う綺麗な瓶(花瓶?)などもありました。
 「夢の箱」と呼ばれる山手館では、現代アートが、贅沢にも、たった二点。一つは須田悦弘の2002年の作品で、モネの描く睡蓮のような睡蓮一つ。この大山崎美術館の池にも睡蓮が咲きます。もう一つは、イサム・ノグチの「道化師のような高麗人参」という不思議なタイトルの鉄を切り取った作品。
 そして、「地中の宝石箱」と呼ばれる地中館では、多分、この美術館の一押しであるモネの「睡蓮」「アイリス」、優しい雰囲気の伝わるシャガールの「春の恋人たち」、よーく見ないと顔が見えないルドンの「女の顔」、それに並んで、あのヴラマンクの「花瓶の花」。
 ヴラマンクには、風景画と共に、花瓶の花という題材も多いらしく、ここの一枚は、大胆かつ鮮明で、生命力を感じさせる一枚でした。

 何度か、この美術館に足を運んでいますが、ヴラマンクを知らなかった時には、展示されていたか、どうかさえも、わからない絵が、今は、笑顔で近づいてくれるような気がします。知っているのと知らないのでは大違い。こうして、一枚ずつ、ヴラマンクに出会って行くのが、楽しみになりました。

 そうして、建物内の芸術品を鑑賞し、建物自体を味わって、外に出ると、桜や山吹、椿やシャガ、タンポポ、スミレなど、お庭にも「フラワー・オブ・ライフ」の世界が広がっていました。

☆写真上は、大山崎美術館の紅枝垂れ桜。写真下は、出入り口扉。

                                     とびらj

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