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みんなみすべくきたすべく

緑のポスト

476ダブリンj
 先日、映画「アルバート氏の人生」を見ました。舞台は、19世紀のダブリン。主人公は、アルバート氏と呼ばれるホテルのウェイター、男装の女性。この時代、女が生きて働くには、多くの職種がない時代でした。(現代でさえ、ままならない国々が多い。)
 アルバート氏は、ささやかな夢のために、慎ましく、ささやかに暮らしていました。そして、下品な生き方はしたくないアルバート氏の仕事は誇り高いものでした。

 19世紀のアイルランドの飢饉、イギリスによる支配。貧困が貧困を生み、多くの哀しみを生む。新天地アメリカへ!という夢。そこから生まれる力や傷み。映画は、苦く、思わぬ結末なのに、何故か、一縷の光。

 上の写真は、1998年アイルランド首都、ダブリン。フィルムカメラの現像写真を接写しました。
 写真に写る緑の二階建てバス。右端に写る緑のポスト。あと、公衆電話も緑でした。
 緑多き国の緑、国のカラ―の緑。
 同じ形の二階建てバス、ポスト、公衆電話、イギリスでは赤です。

 アイルランドの緑のポストをよく見ると、イギリスのロイヤルポストマークは、削られ、その上に緑色で塗装しています。そうです。イギリス支配時代のものを塗り替え使用しているのです。
 国によっては、支配者、支配勢力が変わると、一切合財、壊してしまうということも、ままあります。アイルランドは、壊さず、そのまま、色を変え、使っています。財政難という理由もあるかもしれませんが、支配されていた苦しみを忘れない、静かなこぶしのように見えます。

 どこの国も、隣の国は選べない・・・。核実験、大気汚染、民族支配。

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