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みんなみすべくきたすべく

「太陽、春、花の咲き満ちた野、早朝目覚むる小鳥、雲、樹木・・・」

                458ノートルダム後ろj
(「敷石道に響く音」から続く)
(承前)
 いわば、このブログは、自分自身の公開備忘録なので、「死刑囚最後の日」で、一番印象に残った言葉を書き写留めておきます。

 死を目前にした、死刑囚がつぶやきます。
≪そうだ、太陽、春、花の咲き満ちた野、早朝目覚むる小鳥、雲、樹木、自然、自由、生命、すべてそれらはもう私のものではない。≫
 裏返せば、「生きる」ということは、こういうことなんですよね。「生きる」ことを大事にしなければ・・・

 で、この本を読み返して、また思い出したこと。
 当時、この本に出会ったのは、加賀乙彦の作品やノンフィクションに、はまっていた時だったような・・・もしかしたら、この本が先で、加賀乙彦が後だったかな?ともかくも、また読み返したい本が出て来た。むむむ (「パレ・ド・ジュスティス」に続く)

*「死刑囚最後の日」(ユーゴー作 豊島与志雄訳 岩波文庫)

☆写真は、パリ ノートルダム大聖堂 
≪・・・と、突然、馬車は並木道から街道へ出て、のぞき穴の視点を変えた。ノートル・ダームの塔が、パリの靄の中になかば隠れて青い姿で、そこにはめ込まれていた。・・・≫(「死刑囚最後の日」より)

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