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みんなみすべくきたすべく

いい人ばっかり

410ルーブル子どもと山羊j
  授業で、乳幼児虐待の新聞記事を資料で配った時、「こんなことするの若い親だけか?」と、その子は聞いてきました。いえいえ、親の年齢も様々だし、祖父母や内縁の夫・妻という例もあると、説明しました。
 で、帰りの電車で、その子と二人になったとき、
「わたしのお母さんは、ずっと仕事続けてきたけど、最近手術して、家でゆっくりしてるねん。今、一緒に住んでいる男の人がよくしてくれるねんよ。一緒に住んだ男の人は、4人目やけど、私は、どの人からも虐待なんかされなかった。いい人ばっかりやったわ。」
「ふーん、そうなんや・・・」
「先生、私、最近、授業中、寝てないでしょう?私は休んだりせんと、ちゃんと卒業するからね。」
と、電車を降りて行きました。それから、彼女はバイトに行くのです。

 選挙カーが通るたびに、手を振ると言う彼女、「私、まだ選挙権ないのに、『有難うございまーす』って、喜ぶんよ。ははは」

 早く大人になって行くたくましさと幼さと・・・。

 先日「うれしい」と書いた、髪の綺麗なあの子は、あれ以来、一度も登校しません。この子も、幼いころから、色々あったと聞いています。

 選挙カーに手を振らないおばさんは考えます。誰が、本気で、若い人たち、弱い人たちのことを考えているか。矛盾点を隠し、甘言巧みに操るのは誰なのか。敵失狙いで、揚げ足とり、自分たちのことは棚にあげてるのは誰なのか。
 どんな問題にしても、次なる世代に繋がっているのです。「つけ」を残さないか。「しわよせ」だけが残らないか。選挙権のある大人は、考えなければなりません。

☆写真は、パリ ルーブル美術館中庭のこどもと山羊の像

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