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みんなみすべくきたすべく

404平清盛j2
 シャガール展を京都文化博物館に見に行ったとき、上の会場でダウン症の書家金沢翔子さんの作品展示も、やっていました。(その日が最終日でした。)
 書展なのに、鼻をすすりながら鑑賞している人が多い、そんな書展でした。というのも、ダウン症の子どもを持つ母親の心の揺れ、葛藤、そして、母親の成長が、短文ながら、書と並んで、順を追って、表示されているからです。

 金沢翔子さんの作品は、メディアで紹介されることも増え、目にすることも増えました。京都建仁寺に奉納された「風神雷神」(写真下左)も好きですが、この展示にあった「色即是空 空即是色」の大きな連なりには、おお。一字一枚に書いたその作品は、どんな展示になるかなんて、想像すら難しかったはずなのに、出来上がった作品の連なりは、うなるしかない絶妙なバランス。特に、絵ハガキになった「空即是色」より絵ハガキになっていなかった「色即是空」の連なりは、思わず手を合わせたくなりました。

 天才と謳われていますが、きっと、厳しいお稽古の積み重ねもあったはず。
 邪念がない「書」。無駄なものがない勢い、その「書」の美しさ。

 NHK「平清盛」のタイトル作品もありました。その番組を見ていないのでわかりませんが、広告等に使われている「平清盛」の文字は縦書きに編集されています。実際には、字の勢いから見ても、左から横に書かれたものだったのですね。書家本人は、そんな編集を好んだのでしょうか。もし、別の芸術家の作品なら、そのような編集したでしょうか。

☆写真上は、「飛翔」と書かれた絵ハガキ、「樂」と書かれた絵ハガキ、「平清盛」と書かれている展覧会のパンフの一部。下は、京都建仁寺に奉納された金澤翔子(小蘭)作「風神雷神」俵屋宗達の「風神雷神屏風」(撮影;&CO.A)       
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