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みんなみすべくきたすべく

小さな花の咲くところ

              335ミルフルールj
(2012倫敦巴里37)
(承前)
 クリュニーの「貴婦人と一角獣」の他に、千花模様(せんかもよう・ミルフルール)で、思い浮かぶタペストリーが、英国ウィリアム・モリス商会のものです。1997年に京都「ウィリアム・モリス展」に展示されていたタペストリー「主につかえる天使たち」「果樹園」(ヴィクトリア・アルバート所蔵)の足元にもたくさん描かれていましたし、先日のバーン=ジョーンズ展にあったタペストリー「東方の三博士の礼拝」の足元にも、美しい花が咲いていました。

 そして、その流れのずっとずっと先で見つけたのが、エロール・ル・カインの絵本「いばらひめ」「ハーメルンの笛ふき」です。「いばらひめ」には、地面に小さな花々が描かれていて、眠りについているところでは、小動物たちも眠っていて、可愛い。また、「ハーメルンの笛ふき」の最後のシーンでは、花々だけでなく一角獣やライオンやテントも描かれ、まさにクリュニーの「貴婦人と一角獣」のタペストリーを意識しています。(続く)

*「いばらひめ」(グリム兄弟原作/やがわすみこ訳/ほるぷ出版)
*「ハーメルンの笛ふき」(コリン夫妻/文 金関寿夫/訳 ほるぷ出版)

☆写真は、左上:クリュニー中世美術館ポストカード、左下:バーン=ジョーンズ「主につかえる天使たち」、右上:エロール・ル・カイン「いばらひめ」動物たちも眠っています。右下:エロール・ル・カイン「ハーメルンの笛ふき」池向こうにライオン、一角獣が居ます。

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