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龍と闘う聖ゲオルギウス

        322ゲオルギウスj
(2012倫敦巴里31)
(承前)
 さて、「龍と闘う聖ゲオルギウス」です。
 先のウッチェルロだけではありません。(写真上左:ウッチェルロ「龍と闘う聖ゲオルギウス」ロンドンナショナルギャラリー。上右;ウッチェルロ「龍と闘う聖ゲオルギウス」パリ ジャックマール=アンドレ美術館)

 先日、東京で見た「ベルリン国立美術館展」にも、リーメンシュナイダーの木彫り「龍を退治する馬上の聖ゲオルギウス」がありました。この龍は、ウッチェルロより、さらに竜とかけ離れた、なんだか滑稽な生き物(よく絵に描かれている悪魔の感じ)に見えました。それに、何より印象的だったのは、馬上の聖ゲオルギウスの整ったお顔でした。うつろなお顔つきで、龍退治というより、心ここにあらず、といった風情が、勇ましいテーマとギャップがあって、不思議な感じでした。(写真下左:リーメンシュナイダーの木彫り黒檀 ベルリン美術館)

 うつろなお顔つきといえば、先日のバーン=ジョーンズの絵の多くもそうです。それで、「龍と闘う聖ゲオルギウス」は、「バーン=ジョーンズ展」にも展示されていました。大きな絵でしたが、この龍は、龍とはいえず、とかげといった感じです。お姫様が、そばで手を組み、無事を祈っている姿は、ウッチェルロのお姫様より、迫真性がありますが・・・(写真下右:「龍と闘う聖ゲオルギウス」バーン=ジョーンズ ニューサウスウェールズ美術館)

 それに、日本に帰って調べると、ギュスターブ・モローの描いた「龍と闘う聖ゲオルギウス」も、ロンドン ナショナル・ギャラリーにあると出てきました。え? ナショナル・ギャラリーのどこ?見たかなぁ。少なくとも今回は見逃した・・・と思っていたら、HPに倉庫に保管とありました。現代の劇画のように華麗で大胆な構図です。いつか、実物を拝めますように。(続く)

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