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シャガールの天井画

       289オペラ天井j
(2012倫敦巴里⑲)
(承前) 
 劇場の天井を見上げると、シャガール。独特の絵を描く人は、どこにあってもわかりますね。
 シャガールは、逆さになったり、浮遊したり、色も優しい感じがする作品が多く、「愛」をテーマに作品をたくさん残しています。
 印象派のモネ(1840~1926)からシャガール(1887~1985)に至る、ほんの50年ほどの間に、20世紀の絵画が登場していくのだなと思います。20世紀の絵画についても、よく知りませんが、それ以前より自由で、画家個人の美意識の主張が感じられます。時々、よくわからない抽象画、あるいは、オブジェがあったとしても、そこに作者の発見した「美」が感じられるか、で、私は鑑賞しています。

 1865年にできたオペラガルニエに、1964年 シャガール(ロシア出身でユダヤ系フランス人)が描いた天井画。
 
 その起源は12世紀だと言われるルーブル宮に1989年 イオ・ミン・ペイ(中国出身で中国系アメリカ人建設)のガラスのピラミッド。
 
 それぞれ、時の文化相で作家のアンドレ・マルロー、時の大統領ミッテランの肝いりで、製作が決まったといいます。
 20世紀以降の自由な発想の芸術家と芸術に造詣の深い政治家。
 日本では、なかなか考えられにくい組み合わせです。(続く)
                                    
                            290シャガールj

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