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みんなみすべくきたすべく

田舎のホテル

        283田舎ホテルj
(2012倫敦巴⑰) 
(承前)
 バルビゾン村は、高速道路や鉄道から離れ、静かな田舎でした。ちょっと集落を出るとフォンテーヌブローの森か、落ち穂拾いの麦畑です。半日バスツアーの、ほんの寄り道程度で行ったバルビゾン村のメインストリートの風情は、イギリスの田舎と少々異なり、ちょっと取りすました感じが、それはそれで、ミステリアスな感じともいえ、魅力的です。

 そのバビルゾン村に、かつて、日本から若き日のやんごとなき方が、フランスの田舎を所望され、宿泊されたと言う小さなホテルがあります。食事もおいしく、世界の著名人たちも宿泊するようです。(HPには、五つ星)看板には、HOTELLERIE DU BAS-BREAU Stevenson’s house(オテルリー・デュ・バ・ブレオ スチーブンソンズハウス)と書かれています。壁にも「スチーブンスンはここで、forest notesを書いた」とあります。(forest notesのことは不明)そして今、ホテルのHPには、スチーブンスンはここで逗留し「宝島」を執筆したことが、書かれています。
 身体の弱かったスチーブンソンは、晩年、南洋で健康に暮らしますが、それまでは、療養に各地を転々としました。このフランスの温暖な気候のもと、おいしいものを食べながら、ゆったり創作ができたのでしょう。こんな内陸で、しかも、森の近く、波の音なんかまったく聞こえないこの場所で、あのわくわくする「宝島」を書いたのかと思うと、よけい、泊まってみたくなりました。

*「宝島
(亀山龍樹・訳 講談社フォア文庫)(N.C.ワイエス画 学研)

☆写真は、バルビゾン村のHOTELLERIE DU BAS-BREAU。 森に近く、狩猟の宿舎でもあったのでしょう。立派な鹿のはく製や角(つの)が、左手、入り口のところに飾ってあります。入口にこんなにたくさんの鹿さんがお出迎えとは・・・グリムの「ガチョウ番の娘」を思い出しました。あの話は、ファラダと言う名の馬ですが・・・

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