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オランジュリー 初体験

              265ジベルニー蓮の池j
(2012 倫敦巴里⑧)
 オルセー、リベンジの次の日は、オランジュリー初体験でした。ここのモネの睡蓮の絵の連作は、壁一面、2部屋続きであります。天井からの穏やかな光と共に、二つの池の周りに立ったような気持ちになります。京都大山崎美術館を含めて他の美術館でも何枚か、モネの睡蓮の絵を見ましたが、ここは、身体ごと、睡蓮の池を感じられる点で、今回の美術体験の中でも、特に印象深いものになりました。美術鑑賞というのでなく、美術体験と言った言葉がぴったりでした。天井からの光がなければ、きっと違ったものになったでしょう。光が入ってこその体験でした。

 今まで、美術体験をしたのは、ロンドン テートモダン美術館であった「アンディ・ウォホール展」で、電気椅子の絵が一面に張られた部屋に入り、ぞくっとしたとき。

 英国 コッツウォルズ バスコットパークで、バーン=ジョーンズの描いた「いばら姫(ブライヤーローズ)」の連作が壁画のように連なる部屋に入り、順に絵を見ていくと、姫が今にも目を覚ましそうな臨場感を味わったとき。

 ロンドン ロイヤルアカデミーオブアーツの「エルミタージュ美術館のマティス展」で、小さいと思い込んでいたマティスの「ダンス」の絵が、とても大きく→260 ×391 cm、思わず、自分も手をのばし大きくなったような気がしたとき。

  ロンドン コートールド美術館の「劇場のルノアール展」で、ルノアールが描く劇場桟敷席の何枚かの連なりを見、自分までも、その劇場の高揚したざわめきの中心にいるかのような気分になったとき。

 スイス ベルンのパウル・クレー美術館で、会場狭しと展示されている書きなぐったような鉛筆画が、それぞれ、みな語りかけるような気がしたとき。

 空間と美術の関係・・・・興味深いです。

☆写真は、パリ郊外 モネの睡蓮の池があるジヴェルニー(撮影:&Co.T2)

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