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みんなみすべくきたすべく

河井寛次郎記念館

            236河井寛次郎j
 以前、京都東山五条にあるこの記念館に足を運んだ時、作家の陶芸作品より、家の設えが印象に残りました。初夏や風の通るときは、きっと住みやすいだろうなぁと・・・確かに冬は寒そうですが、窓の多い、空間の多い家の作りは、明るく、しかも風の通り道。家の裏に大きな窯があるので、家は涼しくないと大変。

 椅子がたくさんあって、ほとんどどれにも、腰かけてみました。いろんな椅子がありました。朝鮮の物と思われるもの、自作と思われるもの、英国風のもの、切り株だけのもの、椅子とみなせば、つい腰かけたくなるのです。

 現在の我が家には、畳の部屋がなく、夏は、い草のマットにごろんとお昼寝する人が居ますが、概ね、椅子の生活です。30年くらいかけて、椅子を増やしていきました。どれも深く作ってもらいました。背筋を伸ばして座っているわけではなく、足をあげたり、横になったり・・・奥行きのある椅子の上で、いろんな恰好ができるように。

 英国の友人の家に行った時、みんなでくつろいでテレビを見ました。大きなソファ以外は、それぞれが、椅子をテレビの前に持ち寄って、見ました。そこで、お茶がふるまわれたのですが、小さなサイドテーブルが、またそれぞれにあって、各自の場所でお茶を飲みながら、テレビを中心にくつろいだ経験があります。

 また、まん中の娘のオーストラリアのホースティ先を訪問したときは、それぞれが、それぞれのマグカップを手にして、思い思いの場所で語らいました。部屋も大きいし、落ち着いて座るには、ごそごそ動き回るやんちゃ坊主がいたので、座ったり、立ったりして、お菓子の場所までは、マグカップを手に移動しました。

 いろんな場所の居心地の良さを体験しながら、我が家自身の居心地の良さを求めてきました。
きっと、河井寛次郎記念館も、家族が集っていた時は、観覧者にはわからない、家族だけの心地よさがあったのだと思います。

☆写真は、禅問答みたいな河井寛次郎の言葉やユーモラスな彼の作品のポストカード。ポストカード立ても可愛い猫だけど、見えないなぁ。

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