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くまの皮をきた男

                      229ホフマン絵本j
 「グリムの昔話  くまの皮をきた男」  
(フェリクス・ホフマン絵 佐々梨代子・野村泫訳 こぐま社)
 
 グリム童話誕生200年だそうです。
 こぐま社から、長い間絶版になっていた「くまおとこ」(福武書店)が「くまの皮をきた男」として出版されました。訳は、酒寄進一訳から佐々梨代子・野村泫訳に変わっています。また、こぐま社の説明書きには「ホフマンの遺作となった手描きのこの絵本を、新たに製本し」とありますから、同じ画なのですが、福武書店のと、ちょっと印象が違います。大きくは、使用した紙の違いと思います。
 訳を比べると、以前の福武書店の訳の方が、もうすこし小さい子向きに訳しているようです。新版は、タイトル自体に、漢字が入ったように、訳文にも多くの漢字が入っています。(もちろん、「ふりがな」はふっています。)
 もう一つの違いは、絵本の見返しのところが、「くまおとこ」の方には、手描きのドイツ語文字が使われていて(写真左下隅)、温かみがあったのですが、新しい「くまの皮をきた男」では、それがなくなっていました。この最晩年の絵本も、当初は、孫のために作られたものです。

 「七年間、身体を洗わず、ひげにも髪にもくしを入れず、つめも切らず、祈りもせずに生きのびたらお前を金持ちにしてやろう」と、悪魔と取ひきをし、くまの毛皮を着せられた若者が「くまっ皮」と名乗り・・・というグリムのお話です。

☆写真は、時計回りに、右端黄色いのは「赤ずきん」(福音館)三日月のは「七わのカラス」(福音館)「ねむりひめ」(福音館)「おおかみと七ひきのこやぎ」(福音館)「しあわせハンス」(福音館)「くまおとこ」(福武書店)「ながいかみのラプンツェル(福音館)「うできき四にんきょうだい」(福音館)

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