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ドビュッシー、音楽と美術

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  先日の東京弾丸ツアーの三つ目は、ブリヂストン美術館の「ドビュッシー、音楽と美術」でした。
 絵画と音楽と文学と舞台、芸術は互いに刺激やイメージの源泉となるという視覚化できないものを、目に見えるように展示してくれた展覧会でした。
 西洋近代絵画に大きな影響を与えた北斎の神奈川沖波裏が、ここ、音楽の世界にも登場していました。写真の左と右は北斎。ドビュッシー肖像横の白い波がしらの絵は、ドビュッシー「海」の楽譜表紙です。富士山と舟は省かれてはいますが、まさに北斎の波と同じです。

 この展覧会には、何回かコンサートもあるようで、耳からも楽しめる企画もあります。これこそ、この展覧会の醍醐味です。以前、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で、美術鑑賞の後、カルテット演奏を聞き、鑑賞で疲れた足を休めながら、お茶を飲んだことがあります。心に栄養をもらいました。会場が大きいので、なせる技でしょうが、日本でも、もっと柔軟な企画が増えるといいなと思います。

 「ドビュッシー、音楽と美術」には、ドニ、ルノアール、モネも並んでいましたが、印象に残ったのは、アンリ・エドモン・クロスの「黄金の島」(写真右下)でした。スーラやシニャックと同じ点描画の涼しげな海は、会場の青い壁色と共に、ひとときの涼感を鑑賞者に与えてくれます。

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