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みんなみすべくきたすべく

蝉の声

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 遠い昔、セミの佃煮が出来そうなくらい、虫かごにセミを取って来た得意げな息子。
 横には、満足げなお父さん。
 公園の隣に住んでいた頃、息子が幼稚園の頃。

 早朝から、蝉の大合唱が始まると、暑い一日が始まったのがわかります。気温が上がって来ると、トーンダウンし、真っ昼間、ガンガンに暑いときは、鳴いていません。

  「半日の閑を榎や蝉の声」 (はんじつのかんをえのきやせみのこえ 蕪村)
 「はんじつのかん」という音がいいなぁ。
 この「えのき」は「榎」と「閑を得る」を掛けているのですよね。
 それに、「榎」という漢字は、夏の木、つまり夏に大きく葉を広げ木陰を作る木と言う意味でしょう?
 「閑」と言う漢字の中にも「木」があって、やっぱり、いいなぁ。
 こんなに短い言葉の連なりの中に、たくさんのことが詰まっています。実は、この句は、蕪村が敬愛した芭蕉が背景にあるらしく、さらに奥が深い。

☆写真上は、榎の実。下は、白粉花に着いていた蝉の抜け殻。榎の近くに白粉花はありました。

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