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萱葺きねこ

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 「ピーターサンドさんのねこ」 
(ルイス・スロボドキン作 清水眞砂子訳 あすなろ書房)

 ルイス・スロボドキンの絵本は、どれも暖かい感じがします。
 スロボドキンの描く子どもたちは、どの子もよく似ています。それなのに、そのお話お話で命をもらい、そのお話お話で生き生きと動き出すのです。

 スロボドキンの絵本は、たくさん翻訳されていますが、「ピーターサンドさんのねこ」は、挿絵の本です。絵が多いので、読んでもらうのも、自分で読むのも両方好きな年齢の子どもには、ぴったりです。
 休暇の過ごし方が多くの日本人とは違うものの、長い夏休みのある子どもたちにとっては、日常とは違う島で、猫を飼う話は、魅力的なものです。

 夏になって、普段は町に暮らしている人々がホタル島に戻って来ると、その場所を居心地良くするために動きます。ところが、何かが足りない・・・「ねこの居ない家なんて!」と気付き、ピーターサンドさんの飼っている数えきれない猫を休暇の間だけ、借りて飼い、そして、休暇が終われば、猫を置いて町へ帰って行くのでした。ところが、あるとき、ピーターサンドさんが怪我をして・・・・
さあ、大変!猫たちの世話はどうなるのでしょう?
 話をハッピーエンドにつなげるのは、子どもたちでした。心優しく、大人よりずっと、もののわかった子どももたちでした。
 そして、賢いクロメという母さん猫(初めは、迷い子猫)が、話を明日につないでいきます。

 さて、この本の書き文字(例えば、表紙の題字やピーター・サンドさんの手紙)は、オアナアキコさんです。この人は、古本海ねこさんで、時々配布されていた「エホンだより」の作者さんですね。

☆写真は、英国ヘミングフォード・アボット村の萱ぶき屋根に飾られた猫。萱でできています。

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