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みんなみすべくきたすべく

工芸品の幅広い裾野

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(「KATAGAMI展」から続き)
(承前)
 「KATAGAMI展」では、ウィリアム・モリスのテキスタイルデザインだけでなく、リバティ商会のテキスタイル、ウォルター・クレインの壁紙やタイルにも出会いました。オーブリー・ビアズリーのサロメの本もありました。マッキントッシュの家具もありました。そして、ガレのスタンドやテーブル、ティファニーのスタンド、ラリックのガラス工芸や装飾品もありました。また、ティーセットや花瓶、お皿、などなど、現代においても、どこかで目にしたことのあるようなデザインが並んでいました。それこそが、工芸品の幅広い裾野だと思います。

 英国ウィリアム・モリスの提唱した、「アーツ&クラフト」は、生活と芸術の融合であり、質の高い工芸品の作成でした。それは産業革命で粗悪な大量生産品が溢れた時代に反発して生まれたものですが、その基盤のところに、日本の職人技があったということです。

 さてさて、もし、あの中で一つ、自分のものにできるものがあるなら、日本の型紙見本帳が欲しい。小さくコンパクトにまとまっている、当時のファッションブックです。どの型紙にしようかと、染物屋さんと相談しながら、ページを繰る。楽しそう!それこそ、生活にアート。提唱されるまでもなく、身近に在りすぎたから、尊重されなかったのでしょうか?

☆「KATAGAMI展」には、上記写真の「マヨルカ・ハウス」と「ウィーン分離派会館」の写真も展示されていました。二つともウィーンにあります。

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