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枯山水の手入れ

178東福寺枯山水1j
 この前、桔梗の庭を見に東福寺天得院に行きましたが、その時、東福寺方丈の庭園にも行きました。
 そうしたら、日経の7月3日夕刊に、東福寺方丈の「枯山水の手入れ」のことが出ていました。前日の大雨で、景色が崩れたため、整えなおしに来たという記事でした。あの砂紋を描くのは、この寺では、寺の人でなく庭師さんだったんですね。知りませんでした。
 東福寺の庭は東西南北4つからなっていますが、伝統に乗っ取りつつ、近代的な意匠にという依頼を受けた、作庭家の重森三玲の手掛けた名園として知られ、1939年に作られました。

 作業は「真っすぐに引くのが難しい。特に一列目が大事。」とありました。何事もそうです。シンプルなだけに、ごまかしがききません。それで、素人が気になるのは、円から円に足跡を残さずにどうやって移るかですが、「直線に引いた砂紋を線描きでなぞりながら後ずさりして次の円を描く場所に移動する」と、ありました。粗忽者なら、反対から手をつけて、「あぁ~!」外に出られない、なんてことありそうですが・・・。そこは、この道20年のプロ。
 こうして整え直された枯山水庭園は砂紋の陰影が増し、ぐっと奥深い表情になるようです。そして、庭が一番きれいなのは、「砂紋を描き直した直後にぱらっと雨が降った日の夕刻」だとか。砂礫の塵が洗われるからだそう。なーるほど。
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☆写真上下は、京都東福寺方丈南庭
≪蓬莢・方丈・瀛洲(えいじゅう)、壺梁(こうりょう)の四島に見立てた巨石と、砂紋による荒海の表現に加え、西方に五山を築山として大和絵風にあらわし、神仙境を表現しています。≫東福寺HPより
 

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