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みんなみすべくきたすべく

子どもの本でちょっとお散歩(川 その17-2)

141マーローロックj
「グリーン・ノウの川」
(ルーシー・ボストン作 亀井俊介訳 ピーター・ボストン絵 評論社)

(承前)
 さて、実は、昨年6月、英国ヘミングフォード村に行った後、川べり散歩のことを書きすすめていました。ところが、夏場になると、日本では、川の氾濫等、大きな災害が相次ぎ、こんな文を公開するのも、ためらわれているうち、結局、ブログ開設ということになりました。それで、また、もたもたしているうちに、いわゆる大雨のシーズンになり、しかも、今日は台風!とりあえず、あの本もあの本も残っているけど、「子どもの本でちょっとお散歩 川編」を休憩しようと思います。

ロック(Lock)・ 水門・ 閘門(こうもん)
 イギリスの川のお話に、よく出てくるのが、もちろん、「グリーン・ノウの川」にもでてくるのが、ロックです。高低差のある川を行き来するボートのために、水門を開閉し、ボートの進行方向の水の高さに調節する仕組みです。日本にもいくつかあって、大阪には、淀川と大川の高低差を調節する毛間閘門というのがあります。

 「グリーン・ノウの川」では、オスカー、アイダ、ピンの3人の子どもたちが、ロック(水門)に入り、出ることが、こう書かれています。
≪・・・それで子どもたちはかいをこいで、細い石壁の水路へとまっすぐにはいっていった。すると後ろで水門がしまった。水は急速にへっていった。まるでエレベーターにのっておりていくような感じだった。両側の壁がぐんぐん上がっていった。川の一部がこんなにこんなに深い流れになっているなんて、思っただけでも怖くなるくらいだった。この巨大な風呂桶のせんは、ゴボゴボ音をたて、カヌーを引っぱり、吸いこんでいった。・・・・ようやく、下がわの水門がひらかれた。水がもういちど激しくぶつかり合い、泡だちあったのち、あらたに平らな水面ができ、カヌーは水車池にかいをこいで出ることができた。・・・≫

 「グリーン・ノウの川」には、挿絵がついていますが、文だけでは、まだロックをイメージしにくいかもしれません。明日は番外編で順を追った写真を、載せます。
(川 番外に続く)

☆写真は、英国マーローロック 水位の低い方に、ボートが出て行きます。
 

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