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ドラゴン

100レッドドラゴンj
≪「アルノルフィーニ夫妻肖像」より続き≫

(承前)
 さて、「アルノルフィーニ夫妻肖像」については、日本の中野京子も「怖い絵1~3」(朝日新聞社)の第二巻で書いています。かたやフィクションで、かたや、美術解説書という大きな違いはありますが、アイルランド人と日本人の視点の違いがあって、比べると面白かったです。中野京子が、男の顔のことについて紙面をさくほど、アイルランド人の詩人は、顔には重きをおいていません。反対に、「シャムロック・ティー」が解釈する、ベッドそばのドラゴンや聖人については、「怖い絵2」では、まったく触れていません。
 あるいは、「怖い絵2」では、窓辺の1個のリンゴのことしか言及していませんが、「シャムロック・ティー」では、窓下のオレンジが、キーワードとなっているのです。というか、オレンジがなければ、この話も成り立たないくらい重要な役割を担っているのです。(「ウィトゲンシュタイン」に続く)

*ロンドン・ナショナルギャラリーThe National GalleryのHPで、この絵The Arnolfini Portraitの拡大図が出てくるので細部までよく見られます。

☆写真は、英国マーロー、民家屋根の上にドラゴン(ウェールズの象徴のレッドドラゴンと思われます)

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