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みんなみすべくきたすべく

桜の掛け軸と象嵌の香炉

36さくら掛軸j
 「古筆」を、月2回祇園に行って習っています。「平安かな」をお習字するのですが、何より先生の源氏物語と古今和歌集などのレクチャーがあって、書く時間は少しです。しかもお菓子つき。わざわざ、そんな遠いところに行かなくてもよさそうですが、元お茶屋の二階で、ほんの数人で学べるチャンスもそう多くないはず。東京や横浜などからも、たまに参加されています。
 いまさら、習字が上達なんて、滅相もありません。書が書きたいと言うより、なにより、古美術に添えられている「くにゃくにゃ」のあの字が読みたかったのです。美術展に行って、その掛け軸のその字、読んだら、もっと、作品に近づけるだろうと、なんど悔しい思いをしてきたことか。全然よめなーい。1年余習っていますが、まだまだ どす。
 高校以来の古文のお勉強は、時として眠く、あるいは、頑として眠くもありますが、入試が控えているでもなし、まったり楽しんでいきますぇ。この眠さについては、言い訳があるんどす。先生がとてもいいお声。狂言師でもあられるので、おなかからいいお声が出ていて、またそのリズムも・・・
 それで、お稽古のお部屋に入るとき、ふすまを開けるんどすが、坐って、そっと開け、「こんにちはぁ」・・・長いこと、いいぇぇ、もしかしたら、坐ってふすまを開けるなんてしたことありまへん。
 床の間には、季節の掛け軸に、置物。待望のお菓子は、季節に合った塗りのお皿にのっておいでです。口にするもの、手にするもの、見るもの、匂い、部屋の中に、春。ただ、花見小路は、観光客でかなり賑やかなんどす。歌舞練場で都踊りやってはりますしぃ・・。
 通りの賑やかさを耳にするのも祇園の春の風物詩やと思うんぇ。

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