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みんなみすべくきたすべく

チューリップ

この春一番の早咲きチューリップ咲きました。背の高さは10センチほどです。23早咲きチューリップj

≪・・・・大麦のつぶを、鉢にうえますと、たちまち、美しい大きな花がはえてきました。それは、チューリップそっくりでしたが、花びらは、まだつぼみらしく、かたくとじていました。≫
24黄色赤ミックスj

≪「まあ、きれいな花だこと。」と女の人は言いながら、赤と黄の美しい花びらにキスをしました。すると、キスをしているうちに、大きな音をたてて、つぼみがパッとひらきました。見ればやっぱり、ふつうのチューリップでした。ところが、花のまん中に、みどり色の腰かけがあって、その上に小さい女の子がちょこんとすわっていました。ほんとうに、小さい、かわいらしい子でした。からだは、せいぜいおやゆびぐらいしかありません。そこで、その子は、おやゆび姫とよばれることになりました。≫

 有名なアンデルセン 「おやゆび姫」 *のお話です。お話の中には、チューリップ以外にも、花が次々、たくさん出てきます。
 おやゆび姫は、助けてあげたツバメを好きになり、またそのツバメが彼女を助けてあげ、ツバメ自身も、おやゆび姫が好きなのに、あっさり、小さい王さまとゴールイン!
(おやゆび姫と小さい王さまの婚礼時)「小さいツバメも、柱の上の巣の中にいて、一生懸命、喜びの歌を歌いました。でも、心の中は、かなしかったのです。なぜなら、おやゆび姫がたいそう好きになって、わかれたくなかったからです。」
 いつ読んでも、健気なツバメが可哀想、と思ってしまいます。心変わりって、こんなもの?アンデルセンのお話の多くは、詩的で、美しい情景が描かれていますが、100%ハッピーエンドじゃないことに、ひっかかることがあります。以前「古本 海ねこ」さんの子どもの本でバードウォッチングに書いた「白鳥」の結末も、また、然り。
*「アンデルセン童話集」(大畑末吉訳・初山滋絵・岩波書店)

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