

(承前)
もう一つ、スイス旅行の最後の最後に。
レマン湖畔に宿泊するのは、美味しいパンやチーズがあるだけではありません。ダリアの花壇が美しいからだけでもありません。
遠くに、モンブランが見えるからです。
夏の山は、ガスが上がらない朝の方がはっきりくっきり見えます。登山家ではないカ・リ・リ・ロにとって見目麗しい山を眺めることは大きな喜びです。とはいえ、連泊したとて、毎朝機嫌よく、見えるわけではありません。


モンブランは標高もさることながら、そのすそ野が広い(ようです)。日本の白山も、すそ野が広い山のようですから、同じ白い山と名付けられたのは偶然とは言え興味深い。
すそ野が広くて高いーーーつまり、遠くからでも(どこからでも)、その姿を見る(拝む)ことができるーーーつまり信仰の対象になりうるのではないかと考えます。
少なくとも、カ・リ・リ・ロは、朝日に輝くモンブランの美しい姿に、毎回、手を合わせてしまいます。健康をありがとう。
・・・と、いいながら、もはや秋も秋、モンブランと言えば・・・(続く)



