みんなみすべくきたすべく

フットパスウォーキング(その6)

 ケルムスコットテムズj
 (承前)
 また、別の日には、オックスフォードから少し離れ、さらに上流のフットパスも歩きました。

 ケルムスコットマナーというウィリアム・モリスの別荘のそばを流れる、テムズ川も、かなりの上流です。もう少し先まで行くと、船の航行は不能になるようですが、まだ、ケルムスコット辺りは、十分な川幅。フットパス表示もちゃんとあります。

 遠くに教会の尖塔が見えることもなく、ただ、川と牧草地の田園風景。
 タクシーの約束があったので、1時間で引き返しましたが、向うから来たのは、父親と青年、犬連れの紳士のみ。それに、川にはカヤック2艘に乗った親子と、水を飲む牛たち。
                    上流牛j
 平和でのどかな空間でした。
 今までに、ロンドンを流れるテムズ、ロンドン郊外のテムズ、マーローとその近隣のテムズに行ったことがあります。そして、今回は、オックスフォード郊外のテムズ、かなり上流のテムズと、歩いてみました。
 それぞれの顔を持ちながら、ゆったり流れるテムズ川の散歩は、日本の急な流れの川とは、ちょっと違う、楽しみがありました。川は日本にも、地元にもあるんだから、わざわざ、こんな遠く、イギリスくんだりまで散歩に行かなくてもいいんじゃないの?という声も聞こえそうですが、オックスフォード市内の観光もせず、ただ、テムズの上流を歩く日本人が居てもいいかな・・・・ほんと、よく歩いたわ。
 
 テムズ上流j

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フットパスウォーキング(その5)

(承前)
 オックスフォード市内より、今度は、南へ。
 遠回りしても、昨日と同じ地点から南に出発したい夫についていきながら、ごちゃごちゃした街中を通るテムズフットパスでは、自転車や散歩の人や、通勤の人や買い物の人や、いろんな人とすれ違います。
市内
 やっと、クライストチャーチメドゥ(草地)が見えてきました。(こっちから行った方が近かったのに・・・・)カヌーの練習にいそしむ人も見え、するうち、オックスフォードカレッジ各々のボートハウスが並んでいます。それぞれの校章がかっこいい。尖塔も見えます。
        ミドーj
                               ボートハウスj
さらに行くと、Iffley Lock 。
イフリーロックj
                      イフリーロックふねj
     オフリーロック孫j
 ここは、昔のロックと今のロックが並んでいる面白いところです。
 昔のロック、というか、昔の船越え場所?は、写真のように、金属製のコロがついていて、多分、船を引っ張り上げ、向うに引っ張りおろして、運んだのではないかと推測します。今は、カモさんたちの水路となっていて、ずいぶん、のどかです。
  古いロックj
  ああ、向うに、古そうな教会が見え、行ってみたいと思いつつも、夫は興味を示さず、ベンチに座って、リンゴとクラッカーを食べました。(続く)

       むこうに古い教会j
                     

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フットパスウォーキング(その4)

ゴッドストーロックj
(承前)
 街中の運河から歩いてきた者には、さすがにテムズ周辺の広さが感動的でした。尼僧院を過ぎると、あるある。夫の見たかったテムズ川のロックが・・・
 運河のロックが手作業、力作業であるのに、テムズ川のロックは、そこに係員のいるのが、大きな違いでしょう。小さな作業所と、宿舎。
 水量が運河のそれとは全然違います。特にこのロックは、段差も大きく、幅も広い。カヤックで来た親子連れも、ロックの中では、係員の指示に従っています。ボートやナローボートなら、安定していますが、二人乗りカヤックだと、微妙に不安定。子どもたちには、結構、スリリングな景色が広がるのではないかと思います。
 下のカヤックの写真の4枚目、お母さんの前に座るお兄ちゃんは岸壁に手を添え神妙な顔つきでしたが、最後のロックから出て行くときの自信に満ちた力強い漕ぎ方。うーん。子どもの成長をたった10分で見れる楽しみ。思わず拍手なんかしようものなら、しらけてしまうほどの緊張感でした。かやっく1j
カヤック2j
カヤック3j
カヤック4j
            かやっく5j
 当然、夫は見飽きません。ただ、水が満ちたり、排出されたり、船が入ったり、船が出て行ったり・・・
 ロックの楽しみは、人それぞれ。
 たぶん、一番の楽しみは自らが作業したり、ロックが満水の中で浮かんだり、沈んだりすることだと思いますが、夫は、その機械的な作業が楽しく、私は、そこにいる人たちの表情や動作を見るのが楽しく、いつまでも見ていても、飽きることがありません。
尖塔みえるj
 とはいえ、道を間違えた我々は、もう、オックスフォードの市内に戻らないとなりませぬ。さらに、ほかのロックを見ながら、オックスフォードの街の尖塔が近づくのを横目で見ながら、歩を進めます。
                   ふっとぱすj
 広々としていた川の周りも、段々と木々が近づき、やがては、人家が近づき、ああ、街に入りました。
 次は、オックスフォード市内より南に歩いてみよう。(続く)

市内パスj

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フットパスウォーキング(その3)

       トラウトインj
(承前)
 さて、同じ道を戻るのは、なかなかしんどく(すでに5マイル近く歩いておりました)、お昼も十分に過ぎた時間になってしまったので、GODSTOWに着く前にお昼を取ることに。
 運河とテムズをつなぐ道沿いで川沿いの「鱒亭」は、混雑していました。テムズ川フットパス地図を見ると、「鱒亭」は各所に見られます。日本のようにチェーン店ではないようですが、テムズでマスが採れるからなのでしょう。「白鹿亭」とか「赤ライオン亭」「白鳥亭」も英国ではよく見かける屋号です。

 さて、「鱒亭」は川の水門近くの水辺で食することができます。犬連れもたくさん来ています。犬にも犬用のボウルに入った水が足元に運ばれます。
 それに、何故か、クジャクが近くにいて、あるいは、カモがたくさん居て、人に慣れたカモは、すぐ近くにやってきて、餌をねだっています。
                    クジャクとカモj
ジュースとカモj
 腹ごしらえもできたし、少々疲れていた足も回復。
 GODSTOW LOCKを、いえ、オックスフォードの街を目指しましょう。(続く)

        トラウトイン橋からj

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フットパスウォーキング(その2)

テムズはあっちj
(承前)
 運河のロックを楽しみながら、かもさんをいたるところで見ながら、歩いていくと、再びテムズとつながるロックがあります。DUKES CUT LOCKです。が、どう見ても、すぐ隣にある運河のロックDUKES LOCK と、整備具合が違うなぁと思いつつも、次々、ロック通行作業の進む明るい日差しの運河ロックDUKES LOCKを眺め、休憩しました。
DUKES LOCK 
                       通れるか
リンゴをかじり、チョコも食べ、お水を飲んで、さて、いよいよテムズ本流のフットパスを歩いてオックスフォードに戻ろう!と、DUKES CUT LOCKに行きました。
DUKES CUT LOCK j
 が、今まで歩いたどのフットパスより、草ぼうぼうの小道(パス)やなぁ・・・茨類(主にブラックベリー)が、太もも辺りに当たり刺さり、ズボンの上からでもちくちくするわぁ。川沿いを歩くも、全然、案内もないし、確かに人の歩いた道ではあるものの、久しく歩いた様子がない…する内、川沿いながら、広―い草地に入りました。ほんまにここなん?と、不振顔の妻を横目に夫は、地図を(簡単なフットパス地図です)広げ、この方向にテムズ本流があるはずや。IPhoneの方位アプリも完璧。
草地j
 さて、行くが行くと、停留しているナローボート。運航しているボートも居て、ああ、もうすぐ本流やね。あれ?ここより向うにいかれへんよ。すると、「ワンワン」と吠える犬の声。髪の毛の長いサラリーマンではない風情の若者が、のそっと出てきました。
 「どうした?」「テムズに行きたいんやけど」「うーん、ここからなら4マイル歩いたら行ける。それとも、ここを泳いだら、渡れる。それか、あの島に行ってトリッキーな方法で行くって手もあるけど。」
「・・・・・」
 で、我々は、来た藪道を戻り、さらに、運河沿いを戻り、小さい集落を横切り、遅まきながらInnで昼食をとって、ついに、アリスたちの行ったテムズ本流のGODSTOWにたどりついたのでした。(続く)
☆一番下の写真のようなフットパス表示が、テムズフットパスには必ずあります。GODSTOWの尼僧院跡が少し写っています。
         尼僧院見えますj

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フットパスウォーキング(その1)

             キャナルナローボートj
 数年ぶりにテムズのロックに行きたいと言った夫と、まず初めに行ったのが、オックスフォード市内からテムズと並行して流れる運河(キャナル)でした。出発付近にはIsis Lockといい、テムズ川とつながっているロックがあります。
 Isisというのは、テムズ川のオックスフォードより上流の愛称です。(現在、話題の組織ではありません。ラテン語のThamesisを短くしたイシスIsis)今回歩いてみて、愛称で呼びたくなる気持ちがわかりました。一気にのどか具合が増すのです。
アイシスロックj
 さて、運河には、ナローボート乗組員自らが手作業で動かすロックがあります。船も一台がやっとのことという、狭さ。 3年前に行った、ケンブリッジ近郊のウーズ川のロックも小さく、川幅も狭かったけれど、周りの広々とした感じが、オックスフォードの運河とは違っていました。
ロックハンドル回すj
 手作業とはいえ、ちょっとした力仕事ですので、たくましさの備わった老男女の仕事ですが、いつ見ても、みなさん、嬉々として、ロックのハンドルを(といっても、写真のような大きなもの)回しています。
 向う岸に行きたい人は、はね橋を手作業で下ろします。歩く人、船共に、ゆとりが必要です。
デュークスロック狭いj
 運河なので、水路が狭く、オックスフォード市内は、水路そばまで集団住宅や民家が迫ってきています。停留しているナローボートも、根が生えているのかと思えるほどで、苔むしたり、さび付いたりのものもあります。あるいは、若いご夫婦が、今から住まれるのか、二人でメンテナンスしていたり、自転車やバイクまでも積み上げていたり、そうそう、バギーも、人形用のバギーと一緒に載っていました。太陽光発電パネルも結構見かけました。もちろん、バーベキューグリルと薪を積んでいるのもあります。
 船には、思い思いの名前が付けられ、色が塗られ、狭いながらも楽しい我が家のオーラを放っています。また、午前中早い時間に運河沿いを歩いたのですが、すでに、読書にふける優雅なご婦人たちが、何人もいて、ちょっとうらやましい。(続く)

             キャナル白鳥j

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