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みんなみすべくきたすべく

師走の京都

南座j
(承前)
 12月に入っても間がない時期の忘年会(お昼の親睦会)でしたが、京都は、南座の顔見世も始まり、すっかり、十二月。
 
お料理も美味しく、「山里は冬ぞ寒しさまさりける 人めも草も枯れぬと思えば」の書も美しく。 
山里1

狂言「柑子」も見せていただき・・・
*「柑子(こうじ)」・・・・・・柑子蜜柑(温州ミカンより小さい)。
 ≪宴会の土産、三成りの柑子を持ち帰った太郎冠者が主人から持って来いと言われますが、内緒に食べつくしてしまったので、色々と言い訳をし、洒落飛ばして、切り抜けるという狂言。≫
山里2
 片付かないままの一年も、色々あった一年も、お疲れ様の一年も、とにもかくにも 年忘れ。

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師走の紅葉 2018年

両足院
 師走の紅葉のことは、2015年も書いているなぁ・・・➡➡
 同じ目的(年末の親睦会)、同じ会場なので、同じようなところに行くのも仕方ない。
 建仁寺の塔頭「両足院」➡➡にちょっと行って見ました。
 両足院2
今年の紅葉も最後かな・・・
 両足院3
初夏の半夏生の葉➡➡   ➡➡が、綺麗に刈り取られ、お庭はすっきり。
両足院4
 それにしても、陽が当たっても美しい。室内から見ても美しい。紅葉は、一年のご褒美のようなもの。(続く)
両足院5
 

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風が 運ぶもの

和中庵3
(承前)
 さて、和中庵➡➡の入り口の入るところから漂うかすかな甘い香り。きょろきょろ・・・桂の木じゃないの?・・・ない・・・
 それが谷に向かう縁側にいると、もっと、もっと、甘い。
 谷筋と違う廊下や部屋では匂いません。
 建物をでて、谷あいの奥、裏の山(林)の方を見ると、谷筋の突き当り、ありました、ありました。葉っぱがハートの 大きな「桂」の木。
和中庵4
 谷筋を風に乗って、香ってきていました。香りで、地形を知るのも楽しい事でした。
 この谷間は、およそ、哲学の小道まで続いています。
 さらには、真如堂、黒谷さん(金戒光明寺)➡➡に、風は向かうでしょう。そのちょっと高台では、京都の街を一望、長岡京、大山崎、そして、はるか、大阪まで見通せる。➡➡

 この歳になってやっと、一本の木から、大きな地図が思い浮かび、歴史の流れが、ほんの少しわかってきたのは、嬉しいことです。それにしても、学校で習ったのは、なんだったんだろう・・・

☆、一番上の紅葉は、和中庵の縁側から撮りました。二番目の桂の木は、すごーいズームアップで、和中庵裏山の木を撮りました。最後は、和中庵のお隣、霊鑑寺➡➡の庭のアクセント。やっぱり、可愛い。

霊鑑寺

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和中庵

和中庵1
 霊鑑寺門跡➡➡のすぐお隣に、ノートルダム女学院中学高等学校があって、その敷地の北端にあるのが和中庵。
 ここも秋の特別公開でした。(~2018年12月2日)
和中庵5
 もとは、日本の化学繊維市場のパイオニアの一人と言われる藤井彦四郎が、贅を尽くし,粋を凝らして建てた邸宅。そこは、鹿が谷の山裾の林を開拓、広大な庭園でもありました。
 そののち、修道院として改造、そして、のちには、ノートルダム女学院中学高等学校に移管され・・・と、その変遷だけでも興味深いものがあります。
和中庵2
 和洋の建物が連なっています。シャンデリアあり、暖炉あり、滑りそうな大理石の階段あり、床の間あり、畳あり、入り口の頭上には、阿吽の小さな彫り物・・・
 何より、広い縁側から見える桜谷の紅葉。(大きな桜があったようですが、病気で伐採されたようです)(続く)

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霊鑑寺門跡

門跡1
 京都 霊鑑寺門跡の秋の特別公開に行きました。(~2018年12月2日)
 「すごーい!」「きれい!」の繰り返し。
 それはそれは、綺麗でしたよ。
門跡3
桜にしても紅葉にしても、なかなか、ドンピシャの日に行けるとは限りませんが、この日はぴったり!
門跡4
 池泉鑑賞式庭園とされる庭は、こじんまりと、石組と石灯篭、紅葉、山茶花、椿、万両、千両、そして、苔の調和が絶妙でした。
門跡2
 
 本堂の奥の如意輪観音像は、小さいながらも、お綺麗なお姿。
 書院の上段の間も、可愛い!そのお部屋自体が、さながら、お雛さまの部屋のよう。日頃は、非公開なので、襖絵も綺麗なまま。狩野元信や円山応挙などの襖絵です。
 展示の絵札や御所人形もカワイイ。この門跡は、尼門跡・・・つまり皇女、皇孫が入寺していたので、どこもここも、こじんまりとまとめられて、可愛い。
門跡6
下の写真に写る、紅葉の落ち葉と苔、それに白い花は落下した椿の白侘助。ここのお庭には、たくさんの椿もあり、椿の時期(春)も、特別公開されるとのこと。うーん、忙しいなぁ。
 門跡5

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金地院の庭

金地院2
 蹴上インクラインのあと、南禅寺の方向に向かっていたら、金地院のお庭が見えました。拝観したことがないので、南禅寺にいくのはやめ、金地院に。
モネは、この庭を模したのだろうと勝手に思う、睡蓮の池。睡蓮が多すぎず、少なすぎず、池の広さとのバランスが絶妙です。他にもたくさん睡蓮の池は見てきましたが、ここのが、一番バランスが良くてよかった。
金地院4

 ここには、小堀遠州の造ったお庭、鶴亀のお庭があります。小堀遠州「」というお庭が多い中、ここは、正真正銘小堀遠州作だそうで、その迫力は、なかなかのもの。鶴を表した岩の連なりは、こんな素人の写真には写りこんでいませんが、写真左の枯れた木を背負う亀の顔の岩はお判りになるでしょうか。
灯篭のある辺りには、岩を点在させ、背景に木々を配し、深山幽谷を表現しているのだとか・・・
金地院3

金地院j

 また、白砂は、宝船を象徴し、同時に海の波を表し、長方形の岩は、東照宮の遥拝岩だそう。写真に写っていない右手、向こうに開山堂(十六羅漢が安置)左手奥に、東照宮があるのです。
金地院1
 ということで、禅寺でありながら、その敷地には、神格化された徳川家康を祀る神社があるという南禅寺塔頭の金地院なのです。

 さて、金地院のお庭の手入れは行き届き、眼福ものでしたが、東照宮も開山堂も方丈さえも、少々、傷みが見え、人出も足りないのか、お寺の維持も大変だなぁと、要らぬ心配をしました。(続く) 

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蹴上インクライン

インクライン3
 京都市街地の紅葉・黄葉は、もう少しでしたが、まずは、蹴上インクラインから南禅寺の方向に行きました。
 
 インクラインという方法は、台車を使って、川の高低差を解消し船を運行させるというもの。

 ここで、思い出すのは、イギリス、テムズ河上流やそのそばを流れて居た運河。川の高低差をロック➡➡という方法で解消し、船を運行させるもの。ロンドンのリージェント運河➡➡にもありました。それに、確か小さいインクライン(蹴上とは違う方式)も、テムズ上流にもあったような➡➡(フットパスウォーキングその5の上から7枚目の写真)

 イギリスのロックは現役ですが、この蹴上のインクラインは今や、史跡となっています。
インクライン2
 ・・・・と、周りを見渡せば、甘い香ばしい匂い。大きな桂の木が、この史跡に立っていました。現役の頃は、もっと小さな木だったと思われますが、今や高い場所で、大きくなって、辺り一面をいい香りで包んでいました。
 はらはらと落ちてきた黄葉した葉を持ち帰りましたら、今もほんのり、いい香り。
インクライン4


インクライン5

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再訪

仁和寺11月2
 先日、仁和寺の特別拝観➡➡に行って372年ぶりに公開された五大明王の壁画のことを、夫に話すと、信仰心でなく、芸術的興味でなく、372年ぶり・・・というところに反応しました。次に見られるのが、一体いつのことかわからない・・・ということが、彼の気持ちを誘いました。
 というわけで、夫と一緒に京都 御室仁和寺 再訪。
 朝早く行ったものの 日曜なので、すでに結構な列の長さでした。が、また、お話も聞くことができました。
 多分、次の372年待たなくても、特別拝観の日があるとは思いますが、見事に描かれた五大明王は、生き生きとそこに在りました。 
 さて、2019年、仁和寺は、観音堂の修理も終わり、修復落慶法要を記念して、今度は375年!ぶりに、特別公開される壁画があります。(春季2019年5月15日~7月15日・9月7日~11月24日・ただし、非公開の日もあるようです)

 仁和寺も➡➡ 隣の蓮華寺も、⇒⇒また写真に撮ってみましたよ。京都の秋の進み具合はどうでしょう?
仁和寺11月3
 

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蓮華寺

蓮華寺1
 京都 仁和寺は、御室の桜➡➡ ⇒⇒も有名で、徒然草でも有名で、ともかく、大きなお寺です。で、その大きな敷地横の大きな駐車場の隣に、五知山蓮華寺というお寺があったのを知っていた???

 お天気も良かったし、少々、お稽古まで時間があったので、参道と書かれているところを入ってみると!
 なんと、柔和な五体の石仏が・・・・ああ、仁和寺の不動明王さんたちの憤怒のお顔に、少々反省しきりだったところに、慈悲深いお顔。その後ろに並ぶ十一座像も、みーんなにこやか。誰一人として、睨んでいませんよ!!!!
 蓮華寺2
 もとは、1057年に創設されたらしく、応仁の乱で焼け、鳴滝(嵐電の仁和寺の2駅西)の山の上に移され、再興された1641年に五智如来坐像の彫刻も依頼され、結局、昭和3年(1928年)今の場所に。(参考:蓮華寺HP)

 京都タワーまで見晴らせる、その小さな境内には、もうすぐ色づく紅葉が楽しみなことでした。
☆写真、左から薬師如来、宝生如来、大日如来、阿弥陀如来、釈迦如来の五智如来座像。

蓮華寺3

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上野のお上りさん

上野J
 今まで、東京 上野に行ったら、国立西洋美術館や、東京都美術館、東京芸大の方向にしか行きませんでした。今回、フェルメールを見るために、上野駅の右手ではなく左手の、上野の森美術館の方に 初めていきました。

 先日書いたように➡➡ 上野の森美術館では、混雑し過ぎていて、よく鑑賞できなかったので、予定していた時間より、早く美術館を退出しました。そこで、帰りの新幹線まで余裕ができ、今までと違った、上野駅の左方向を歩いてみました。

 ・・・上野の山というからには、もう少し、高台部分が大きいものだと信じていたら、少し行くと、もう段差が大きく,山の端とはいえ、山というには小さい姿がわかってしまった・・・と思ったら、え?清水寺?ま、似てなくなくもないけど、全然違う---少なくとも高台にあって、下を見下ろせるーー上野の清水観音堂というらしい・・・
 
 段差の下を眺めると、かの有名な不忍の池。
 ただ、蓮が所狭しと生えていて、京都で見る蓮とは、ずいぶん風情が違う。
 花の時期は、圧巻だろうと想像できるので、いつか、その頃も見てみたいものだと思うものの、そんな時期の京都は、見るところ行くところがいっぱいあって、東京遠征せずとも済むしなぁ・・・・

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