みんなみすべくきたすべく

遠ざかる冬

   梅jj
 冬季オリンピックをゆっくり観戦している時間もなく、とはいえ、やっぱり、気になって、ニュースや新聞をみます。
 ケガから復帰し、しかも好成績を収めた二人の選手。前回は力を出し切れなかったものの今回は納得のいく結果を出せた選手。
 どの人も、その日まで、真面目に取り組んだ人ばかり。
 
 まだ、後半の競技が残っているものの、どの競技にもドラマがあるし、自分なら、決してできないことを、軽々とやってのける、若い人たちは本当にまぶしい。冬の競技以外でも、あるいは、スポーツ以外の世界でも、若い人たちの頑張りは、見ていて気持ちがいい。
 
 それに、受け答えもきちっとしていて、しっかりしているなぁと、思うことしきり。

 日差しも明るく、春めいて、てんてこまいの冬が遠ざかっていくのを感じます。ただ、まだまだ、てんてこまいまいの日は続きます。
 

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はなうた

    はなうたj
 例えば、台所仕事をしていても、ゆとりのあるときや、気分のいいときは、なにかしら、鼻歌まじりで作業をしています。その時々で、歌は異なりますが、いろんな曲というよりも、そのときは、同じ歌のリピートだと思います。(・・・というか、厳密に思い起こしたことがない)

 一時期、同じ電車に乗っている時、いつも一緒に並ぶ女性が、♪ふふふん♪と鼻歌で、電車を待っているのに気付きました。ご本人は、周りに聞こえていないつもりのようでしたが・・・

 先日、夜中に、孫の咳が続くので、悪い風邪にならぬよう、早めにお医者さんに連れて行こうとしたときのこと。
 「お医者さんに行こうね。おりこうさん していようね」と、お薬手帳を持たせますと、それをもって、うろうろしながら、「ぴよぴよしてたら 〇×▽□△」と歌いました。まさに、鼻歌まじりという感じです。
 そのときは、ぴよぴよしてたら?なんだろう?と思っていましたが、
 お医者さんから帰ってきて「お利口さんだったね」と褒めると、「ぴよぴよしてたら △〇□◇▽・・・」と、また、鼻歌。

 歌は、母親によく歌ってもらっていたのと、うちにある「わらべうた」等の本などをよく歌ってやるので、本当によく歌う子なのですが、この「ぴよぴよしてたら」の歌は、まったく誰も知りませんでした。
 で、今は便利ですねぇ。「ぴよぴよしてたら 歌」で検索してみたら、手遊び付きの「コロコロたまご」という歌がヒットしたのです。まさに、このメロディ・リズム。そして、◇▽△□〇◎のところは「おりこうさん」だったのです。
 
 彼女は、保育所で、しっかり楽しんでいたのですね。
 

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使命感

落ち葉15j
(承前)
 ・・・超多忙な秋に、重大な出来事。そんななか、来年の仕事の依頼が・・・
 あと2コマ増やしてほしい。
 うーん、新規に働くには、けっこうなお年ですけど・・・・
 家族は、もういいやん、もうやめとき と、口を揃えました。
 
 3年ほど前に断った話は、常勤の話。もう10歳若かったら受けていたものの、絵本以外のことも担当し、夏休みも少なそうだったから断りました。
 今度の話は、非常勤で、絵本中心の授業。現場で必要な絵本なのに、専門の先生がいない。現場出身の先生は、論文を書いていない。現場をしらない学者先生は、頭で絵本を講義する。

 現実を見ればよくわかります。
 例えば、「ぐりとぐら」(中川李枝子文 大村百合子絵 福音館)すら知らない学生が、保育の教室にいる。つまり、幼い時に、「ぐりとぐら」--誕生して50年以上ーーを、読んでもらう環境になかった。当時の彼らの先生が「ぐりとぐら」を知らなかったのです。
  42年前のカ・リ・リ・ロの卒論は、「ぐりとぐら」を含んでいたし、教育実習でお世話になった幼稚園で、我々、実習生がお礼にしたのが、「ぐりとぐら」の人形劇だったのですが。➡➡
 
 ・・・・こんなことを目の当たりのすると、年甲斐もなく、ついつい、使命感にかられてしまいます。こんなに楽しい絵本たちを、子どもに関わろうとする学生たちに紹介する人が居ないなんて・・・・
 今まで、子育てするお母さんに絵本を紹介してきたのも、今や、赤ちゃんを育てる若いお母さんに絵本を紹介するのも、絵本はこんなに楽しいよと言いたい おせっかい 使命感から。
 
 というわけで、この歳になって、お声をかけてくだるのも有り難いことと、来期、授業コマ数を増やします。
 体力続きますように。

 もしかしたら、42年間お世話になった児童図書専門店の種まきを、もう少し続けるお手伝いができるかも・・・と思うのです。
☆写真は、来年の秋は、コマ数が増えて、こんなに明るい時間に通れなくなる道。

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映画「セザンヌと過ごした時間」

セザンヌj
 あのサント·ヴィクトワール山と南仏の陽光が写るはず・・・と映画「セザンヌと過ごした時間」に行きました。

 少年時代から、仲の良かった、二人、ゾラとセザンヌ。
 「制作」➡➡(制作」上下 (エミール・ゾラ 清水正和訳 岩波文庫)の発表後、仲たがいをしてしまう二人。
 互いに支え合ってきたはずなのに・・・
 
 「このシーン、絵に描かれている」、「あの絵かな?」という映像が何度も出てきて楽しい。
 当時の画家たちが、時々出ていたり、名前が出されたり、ちょっと散漫ではあるけれど、時代が変わるときって、そういう混とんとしたところもあるのかと、おとなしく鑑賞。

 原題は「セザンヌとわたし」・・・つまり、ゾラの目を通して見たセザンヌの生き方、なので、ゾラは生真面目でいい人、セザンヌは、奔放で口が過ぎる・・・という描かれ方でした。
 いずれにしても、二人とも、あの光を浴びて育ち、あのパリの空気の中、生きた人たちだったことはわかりました。
 
 そして、エンディングロールに最後に写るのは、光を浴びるサント·ヴィクトワール山。そこに、セザンヌの描いた絵が、重ねられていきます。何枚も何枚も・・・。
 もしかして、この最後のシーンが、一番好きかも・・・

☆写真は、スイス バーゼル美術館 セザンヌ「サント·ヴィクトワール山」

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映画「ル・コルビジェとアイリーン」

コルビジェjj
 その映画の原題は、「The Price of Desire」でした。
 邦題は「ル・コルビジェとアイリーン  追憶のヴィラ」。

 ま、邦題は誰の映画かわかりやすいとはいえ、実は、ル・コルビジェとアイリーンという女性の恋愛映画ではないのです。かといって、ル・コルビジェが、主人公というわけでもありません。大枠ではアイリーンと評論家ジャンとの話なのです。評論家ジャンとコルビジェは友人関係にあったようです。

 そして、個人的にまったく知らなかったアイリーン・グレイ。家具デザイナーとして成功し、一時はル・コルビジェの建築とまで言われていた南仏の別荘(E-1027)の建築に携わった女性の心の物語とも言えます。だから、原題のDesireは願いとも言えるし、欲望とも言えます。で、そのPrice 代償、お値段・・・・が、描かれた映画なのでした。映画の冒頭、アイリーン・グレイのチェアのオークション場面から入っていくのは、Price というタイトルから暗示的です。
 つまり、邦題は、近代建築家ル・コルビジェの大きな名前を使ったもので、原題は、映画の本質を表したものだと言えるのです。

 そして、狂言回しのような役割で登場するル・コルビジェは、著名な建築家にしては、凡庸な描かれ方です。確かに、壁に絵を描いたり、建築の発想など、また戦後、その別荘で真剣に仕事をしている様子など、少しはでてくるものの、どうしても、アイリーン・グレイのセンスや着眼に気持ちが行ってしまいます。
 いわば、才能あふれる美女と、最終的には、その別荘の前の海で溺死してしまう普通のおじさんの話にみえてくるのです。

 とはいえ、映像の切り取り方は、従来の建築を変革したともいえる彼等の遺産である機能的ですっきりした作品をイメージしたようで、1シーン1シーン絵画のような映像でできていました。

 実は、偶然にも、この映画が上映されることを知る前に、ル・コルビジェの書いた本を読んでいました。(続く)

☆写真は、スイス ヴェヴェイ ル・コルビジェ「小さな家」の庭からレマン湖を見る。

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有象無象

    ガーゴイルj
 まだ、拙欄では、季節外れのスイス報告が続くというのに、巷では、もはや、解散総選挙。
 スイスに出発した8月3日は、内閣改造をして、顔触れを刷新し、いろんな疑惑も解明、汚れを払拭していくのかと思いきや(ほとんど、期待はしていませんでしたが)、なんのことはない、なんだか、調子に乗って、何でもやれると思い込んだ解散。

 すると、有象無象に魑魅魍魎。いい歳をした大人が、主義主張を後回しにする姿。
 疑惑を追及していた正義の味方も信じられないと、自分さえよければそれでいいと、子どもたちに伝えるのが、彼等の使命なのか・・・

 加えて、1989年の東西ドイツの壁崩壊から、30年に満たない昨今、地球の上で、次の足音が聞こえるなんて・・・
 今や、まさか、と思うような大統領を選ぶ民主主義の国だってあるし・・・
 数の多さで、何でも、突破していきかねない空気が怖い。

 ただの1票、されど1票、ぼやく前に、投票に行きます。いつも、期日前投票です。
☆写真下上は、スイス、ヴィンタートゥールガーゴイル。
 下は、京都 西本願寺伝道院前 (伊東忠太設計) 妖怪

龍谷2j

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歌のうまい二人の女性

     ピアノj
 先日、キャロル・キングのことを書いたのは、近々、日本で「キャロル・キング」というミュージカルが上演され、それに伴い、新しいベストアルバムが出るという情報とは、まったく無縁のものでした。

 涼を求めて入った百貨店で流れている曲が、男性歌手が歌うキャロル・キングのものだったり、長らく、眼にしていなかった「Tapestry」という彼女のアルバムの写真を街で見かけたり・・・偶然にしては、面白いと、思っていたら、上記のようなことで、キャロル・キング再燃のような感じです。(つまり、何にも知らなかった・・・)

 たまたま、例のコンサートで、エレキギターの音を聞き、思い出した中に、キャロル・キングもいたし、レディーガガも居たというわけでした。
ジーンズとギターのキャロル・キング。
個性的すぎる眼鏡をかけて、凄い高さのヒールを履いたレディーガガ。
時代の違いこそありますが、この二人は、弾き語れる 歌のうまい二人の女性という共通点があります。そして、二人に、接点もあって、興味深い。ネットの恩恵で見たレディーガガのライブ。臨席せずとも、鳥肌がたちます。
☆写真は、ロンドン V&A

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テロなど気がかりなことが多いけれど

ハングライダーjj
旅行に行くときは、ホテルに直接予約メールを入れることが多いです。

スイスは、ドイツ語圏とフランス語圏とロマンシュ語圏に分かれていて、初スイスのときは、ドイツ語圏とフランス語圏のホテルにメールを入れました。
ドイツ語圏のホテルは、うそっ!と思うくらい、返事が早く、驚きました。
フランス語圏のホテルは、返事がなかなか来ず、再送で、促しました。
実際に、スイスに行ってみても、ドイツ語圏のお店は、定刻になると、さっさと、綺麗に片づけておりました。フランス語圏のお店は、さほど、定刻にこだわらず、なんだか、ゆったりとしていました。
ゲルマン民族とラテン系民族の違いかなと、考えたりしました。
あれから、10年以上経ったのですが、その違いは大きく変わっていないような気がします。今も、ドイツ語圏のメールの返信は早い。

・・・とまあ、旅行は、些細なことに喜びを見出すことができます。
テロなど気がかりなことが多いけれど、先週早々と、パリなどを周遊してきた息子夫婦、今、英国に行っているお友達と北イタリアに行っているお友達、これから、英国に行くお友達、クロアチアに行くお友達。それぞれの人たちの夏休みが、もう始まっています。
 みなさん、写真を楽しみにしてますね!
☆写真は、スイス ニーセン山から

         ハングライダーj

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エレキギター

     ヴァイオリン23j
(承前)
・・・・と、歌だけでなく会場の雰囲気までも、楽しませてもらったのですが、一番感動したのは、久しぶりに聴く、エレキギターのサウンド!

昔、我々が若い頃、年寄りたちは、エレキギターの音に、顔をしかめたものでした。
「騒々しいだけで、どこがいいの?」と。
が、今、年寄りになった昔の若者は、そのソロ・サウンドに、拍手喝さい。
耳に響くエレクトリックなサウンド。シャウトする音。
エレキサウンドは、若い頃の叫びとともにあるのかと思っていましたが、
なんの、なんの、こんな年寄りにでも、響く、響く。
ちなみに、その曲は、「落陽」。

それに、ピアノも力強くていい感じ。何より、楽しそうに弾いている。

そこで、夢想は広がります。
レディー・ガガの歌もいいけど、ピアノもいいなぁ・・・・
フレディ・マーキュリーのBohemian Rhapsodyは、彼のピアノで始まるんだった・・・
ビリー・ジョエルのLiveコンサートに行ったなら、元気をたくさんもらえるんだろうなぁ・・・
あの頃のBruce SpringsteenのBorn in the U.S.A.のLiveに行けたならなぁ・・・
そして、キャロル・キング、何度も聴いて、何度も聴いて、何度も聴いていたよなぁ・・・・
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down,
Tumbling down, tumbling down...

IT´S TOO LATE なんてことはないはず、だけど、足元は 気をつけなくちゃ・・・・Tumbling down, tumbling down...

☆写真は、スイス ヴェヴェイ バイオリン制作工房のショーウィンドー

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コンサート会場

     朝市15j
何故か、BOX席チケットが回ってきて、久しぶりにコンサート会場に。
その男性歌手45周年のコンサートでした。
昔、彼は、ラジオのパーソナリティをつとめ、結構な下ネタトークも多く、もちろん、歌もうまく、若者の人気を集めていました。あくまでも、大阪方面で。
「チャチャヤング」「ヤングタウン」・・・といえば、思い出す人もいるかもしれません。

 学生の頃、彼がソロになるまで3人で活動していたとき、それも、まだメジャーになっていないようなときのコンサートに、行ったことがあります。神戸で行くことのできる数少ないコンサートだったからのような記憶です。そして、それは、ラジオで喋る、芸能人を見られるという感覚だったと思います。

 45年の間に、大阪から東京、そしてアジア圏へも、シフトした彼には、ヒット曲も多く、イヴェントなどのテーマソングも多い。そこで、秋からメディアに流れるらしい美術館のイメージソングも披露。

 彼と同じ1948年生まれのヒットメーカーは、たくさんいるようなのですが、なんにしても、その年齢で、美声と声量を保っていることにびっくり。

会場に眼を転じると、満席の会場には、彼と同じような年齢で、カ・リ・リ・ロより、さらに年長の人たち。
杖をついて、真ん中辺りの席に着くのは、なかなか大変そう。
が、指笛も健在、乗りも健在、それに、多くの皆さんがペンライト持参。
さぞや歌手も、気持ちよく歌える、適材適所のペンライトの揺れ。
しかも、アンコールのそのまた最後はスタンディングオベーション(少々、よろよろ)。(続く)

☆写真は、スイス ルチェルン 朝市の花束

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