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みんなみすべくきたすべく

師走の京都

南座j
(承前)
 12月に入っても間がない時期の忘年会(お昼の親睦会)でしたが、京都は、南座の顔見世も始まり、すっかり、十二月。
 
お料理も美味しく、「山里は冬ぞ寒しさまさりける 人めも草も枯れぬと思えば」の書も美しく。 
山里1

狂言「柑子」も見せていただき・・・
*「柑子(こうじ)」・・・・・・柑子蜜柑(温州ミカンより小さい)。
 ≪宴会の土産、三成りの柑子を持ち帰った太郎冠者が主人から持って来いと言われますが、内緒に食べつくしてしまったので、色々と言い訳をし、洒落飛ばして、切り抜けるという狂言。≫
山里2
 片付かないままの一年も、色々あった一年も、お疲れ様の一年も、とにもかくにも 年忘れ。

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師走の紅葉 2018年

両足院
 師走の紅葉のことは、2015年も書いているなぁ・・・➡➡
 同じ目的(年末の親睦会)、同じ会場なので、同じようなところに行くのも仕方ない。
 建仁寺の塔頭「両足院」➡➡にちょっと行って見ました。
 両足院2
今年の紅葉も最後かな・・・
 両足院3
初夏の半夏生の葉➡➡   ➡➡が、綺麗に刈り取られ、お庭はすっきり。
両足院4
 それにしても、陽が当たっても美しい。室内から見ても美しい。紅葉は、一年のご褒美のようなもの。(続く)
両足院5
 

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クリスマスのあかり

くりすますのあかり
「クリスマスのあかりーチェコのイブのできごとー」(レンカ・ロジノフスカー作 出久根育絵 木村有子訳 福音館)

 「かえでの葉っぱ」(D.ムラースコーヴァ―文 関沢明子訳 出久根育絵 理論社)➡➡の画家出久根育の挿絵のついたチェコのお話です。
 それも、クリスマスイブ一日の 心温まる話です。主人公は、フランタという、男の子。

 アドベントカレンダーの最後の引き出しに入っていた、小さなベル。
「チリン、チリン。」その音を聞いたら、小さなイエス様が現れるかもしれないと、思うフランタ。
でも、部屋に入ってきたのはお母さん。

何をして遊ぼうかと考えたときに、ベルをチリンチリンと鳴らしてみるフランタ。
その音で小さなイエス様が目を覚まし、友達になって、一緒に遊びたいと考えるフランタ。
プレゼントを配る手伝いをすると考えるだけでくすくす笑いになるフランタ。
でも、今度はおとうさんが、部屋に入ってきました。

さて、お父さんは、フランタに「お前ひとりで、教会に行ってベツレヘムのあかりをもらっておいで」と言います。
そこで、遭遇する、ちょっとした出来事。出会う人たち。ドブレイシカさん、花屋のおねえさん、教会の管理人さん、それから、それから・・・

温かい眼差しをもった大人に囲まれて、クリスマスの夜を迎えるフランタです。
かえで

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枯れ葉

紅葉2
  
 葉っぱが主人公のおはなしは、どうも最後が、寂しい。「葉っぱのフレディ」も、「かえでのジョニー」も。
 葉っぱに、人の人生のすべてを重ねようとするからか、最後が・・・・

 明日を信じる小さい子どもたちより、もう少し大きくなった子どもたちが読めば、感じるところがあるやもしれません。日本は、どうも、絵本=小さい子の物、字の読める子は、絵本じゃだめ、という風潮がありますが、字の読めるようになった小学生にも、絵本で、楽しみを見つけ出してほしい・・・

  さて、チェコのD.ムラースコーヴァ―の話に出久根育の絵のついた「かえでの葉っぱ」(関沢明子訳 理論社)は、しっとりと葉の生き方(?)を伝えてくれます。もちろん、これも最後が寂しい。

 チェコに在住する出久根育の絵は、チェコの空気を伝えてくれるかのようです。かつての彼女の作品は、かなり、シュールな画風で、好きになれませんでしたが、チェコ在住以降なのか、どうなのか、変化しているように思います。

*「かえでの葉っぱ」(D.ムラースコーヴァ―文 関沢明子訳 出久根育絵 理論社)
*「葉っぱのフレディ」(レオ・バスカーリア みらいなな訳 童話屋)
*「かえでのジョニー」(アルヴィン・トゥレッセルト文 ロジャー・デュボアザン絵 晴海耕平訳 童話館)
枯れ葉j

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かぜ フーホッホ

かぜ3
「かぜ フーホッホ」(三宮麻由子文 斉藤俊行絵 福音館)

 上の写真の絵のように、風が吹いて、枯れ葉が、一斉に落ちてくるのは、楽しいものです。
 頭に葉っぱがのり、がしゃがしゃがしゃと辺り一面の枯れ葉を踏みしだくのは、大好きでした。
 雪がほとんど降らない神戸育ちですから、空から舞い降りてくるものは落ち葉であり、踏みしめるのも、枯れ葉でした。
 もうずいぶんな年齢になっても、この絵のような情景は、わくわくするものです。

 この絵本は、お話の絵本ではありません。風の音、風が吹くときの空気、風の動き・・・目には見えない風の命を読む絵本です。
≪・・・ヒューロルルル かぜの うずまき くすぐったーい おちばの おいかけっこ チッチリ チッチリ カシュクシュ カシュクシュ≫
≪けやきのきが ゴワー おちばが シャリシャリシャリシャリ チャロチャロチャロチャロ かぜ フーホッホ!≫

 各自、こんなふうに聞こえるとは限りません。そこが面白いところ。耳をじっと澄ませ、身体で感じる・・・すると、いろんな音が聞こえてくるはず。

 文を書いた三宮麻由子氏は、幼くして視力を無くされた人です。他に「おいしいおと」「でんしゃはうたう」「そうっとそうっとさわってみたの」「ウグイス ホケキョ」「おでこに ピッ」(いずれも福音館)など、音を表現したものだけでなく、体感を表現したものあります。

紅葉1

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風が 運ぶもの

和中庵3
(承前)
 さて、和中庵➡➡の入り口の入るところから漂うかすかな甘い香り。きょろきょろ・・・桂の木じゃないの?・・・ない・・・
 それが谷に向かう縁側にいると、もっと、もっと、甘い。
 谷筋と違う廊下や部屋では匂いません。
 建物をでて、谷あいの奥、裏の山(林)の方を見ると、谷筋の突き当り、ありました、ありました。葉っぱがハートの 大きな「桂」の木。
和中庵4
 谷筋を風に乗って、香ってきていました。香りで、地形を知るのも楽しい事でした。
 この谷間は、およそ、哲学の小道まで続いています。
 さらには、真如堂、黒谷さん(金戒光明寺)➡➡に、風は向かうでしょう。そのちょっと高台では、京都の街を一望、長岡京、大山崎、そして、はるか、大阪まで見通せる。➡➡

 この歳になってやっと、一本の木から、大きな地図が思い浮かび、歴史の流れが、ほんの少しわかってきたのは、嬉しいことです。それにしても、学校で習ったのは、なんだったんだろう・・・

☆、一番上の紅葉は、和中庵の縁側から撮りました。二番目の桂の木は、すごーいズームアップで、和中庵裏山の木を撮りました。最後は、和中庵のお隣、霊鑑寺➡➡の庭のアクセント。やっぱり、可愛い。

霊鑑寺

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和中庵

和中庵1
 霊鑑寺門跡➡➡のすぐお隣に、ノートルダム女学院中学高等学校があって、その敷地の北端にあるのが和中庵。
 ここも秋の特別公開でした。(~2018年12月2日)
和中庵5
 もとは、日本の化学繊維市場のパイオニアの一人と言われる藤井彦四郎が、贅を尽くし,粋を凝らして建てた邸宅。そこは、鹿が谷の山裾の林を開拓、広大な庭園でもありました。
 そののち、修道院として改造、そして、のちには、ノートルダム女学院中学高等学校に移管され・・・と、その変遷だけでも興味深いものがあります。
和中庵2
 和洋の建物が連なっています。シャンデリアあり、暖炉あり、滑りそうな大理石の階段あり、床の間あり、畳あり、入り口の頭上には、阿吽の小さな彫り物・・・
 何より、広い縁側から見える桜谷の紅葉。(大きな桜があったようですが、病気で伐採されたようです)(続く)

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霊鑑寺門跡

門跡1
 京都 霊鑑寺門跡の秋の特別公開に行きました。(~2018年12月2日)
 「すごーい!」「きれい!」の繰り返し。
 それはそれは、綺麗でしたよ。
門跡3
桜にしても紅葉にしても、なかなか、ドンピシャの日に行けるとは限りませんが、この日はぴったり!
門跡4
 池泉鑑賞式庭園とされる庭は、こじんまりと、石組と石灯篭、紅葉、山茶花、椿、万両、千両、そして、苔の調和が絶妙でした。
門跡2
 
 本堂の奥の如意輪観音像は、小さいながらも、お綺麗なお姿。
 書院の上段の間も、可愛い!そのお部屋自体が、さながら、お雛さまの部屋のよう。日頃は、非公開なので、襖絵も綺麗なまま。狩野元信や円山応挙などの襖絵です。
 展示の絵札や御所人形もカワイイ。この門跡は、尼門跡・・・つまり皇女、皇孫が入寺していたので、どこもここも、こじんまりとまとめられて、可愛い。
門跡6
下の写真に写る、紅葉の落ち葉と苔、それに白い花は落下した椿の白侘助。ここのお庭には、たくさんの椿もあり、椿の時期(春)も、特別公開されるとのこと。うーん、忙しいなぁ。
 門跡5

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絵本を抱えて、種まきに

みのお1
  機嫌よくとはいきませんが、なんとか、週二回仕事に出かけています。
 昨年からの1年間で、忍び寄ったものが、実感できる日々です。
 が、徐々に、ほんの一部とはいえ、絵本に近づく学生たちも増えているので、やりがいだけが支えの日々。
 重くても、絵本を抱えてまいりましょう。

 最近、電車で、文庫本を読んでいる若者を見かけることが、ほんの少し増えたような気がします。ほんの少し…

 休み時間に文庫本を出している学生が二人並んで居たので、何読んでいるの?どこで読んでいるの?などと、聞いてみました。
 お互いが貸し借りして、電車などで読むらしい・・・ふーん。
 もちろん、今どきのお嬢さん二人。綺麗な長い髪。綺麗な爪。綺麗にお化粧。
 絵本が見えにくいと、志願して前列に座っているのです。

 絵本を抱えて、種まきに。

☆写真は、大学の周辺、同じ日、携帯の写真。紅葉と桜です。

みのお2

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どれにしようかな

もみじj
 いいお天気の3連休、近所で、手作り市のイベントがあり、各自小さなストールで、作品を売っていました。そんな中、古本やさんも出店していました。状態のいい絵本がたくさん! 
 うーん、どれにしよう?うーん、これかな?えーっと、こっちは?
 夢中になっていたのは、ばあばと孫の親と孫の叔母。
孫は、適当に引っ張り出して、「これ読んで」というものの、孫の母親は、「これこんなにきれいのに安い!」 、 孫の叔母は、「これ、好きやったわ・・」と、個々人勝手にページを繰っています。
 つまり、孫以外は、みんな、古本の絵本に夢中となっていました。

 結局、およそ1000円で、手に入れたのは、
 孫の母親の好きだった「ロッタちゃんとじてんしゃ」(リンドグレーン文 ヴィークランド絵 やまむらしずか訳 偕成社)…新品のようでした。

クリスマスには、かかせない「クリスマス・イブ」(マーガレット・ワイズ・ブラウン文 ベニ・モントレソール絵 矢川澄子訳 ほるぷ)➡➡・・・これも綺麗な状態。

そして、まだまだ綺麗な「もりのなか」(エッツ作 まさきるりこ訳 福音館)➡➡
 
 もちろん、この3冊は、孫の本棚のためのもので、今は孫には、少々難しいものも入っていますが、いいお買い物でした。ただ、欲しかったものは、他にもたくさんあって、歩いて持ち帰れないくらいになったかもしれません。

 そして、何より、嬉しかったのは、娘たち(孫の母親と叔母)が、楽しみながら、グッドチョイスをしたことでした。

☆写真は、芦屋市 谷崎潤一郎記念館の紅葉➡➡。この前でイベントをやっていました。

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